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2008年11月20日(木) 午後10時00分(米国中部標準時間)
2008年11月21日(金) 午後1時00分(日本時間)
STS-126 NASAステータスレポート#13
STS-126ミッションでの船外活動は第2回目が終了し、あと2回の船外活動が残っています。
米国中部標準時間11月20日午前11時58分(日本時間11月21日午前2時58分)、ハイディマリー・ステファニション・パイパーとロバート・キンブローは、本日の船外活動のために国際宇宙ステーション(ISS)の「クエスト」(エアロック)から船外に出て、太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)の全機能を回復させることを目的に、右舷側SARJのクリーニングと潤滑作業を行いました。船外活動は午後6時43分(同11月21日午前9時43分)に終了し、活動時間は6時間45分でした。船外活動の最後の作業中に、地上の管制官よりキンブローの二酸化炭素濃度が上昇してきたことを指摘されたため、キンブローはパイパーより数分早くクエストに戻りました。
パイパーとキンブローは第2回船外活動最初の作業として、来年2月に予定されている最後の太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)一対の設置に備えて、CETA(Crew and Equipment Translation Aid)カート2台を移設する作業を行いました。この作業の終了後、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)先端の、動作が円滑でないスネアケーブルへの潤滑作業を行い、その後、ISSが地球軌道を周回するのに合わせて自動で太陽を追尾する機構である、SARJ の修理に向かいました。船外活動の残りは、12個のトランドル・ベアリング(Trundle Bearing Assembly: TBA)のうち4個を交換する作業が中心でした。そのうちのひとつを設置する際に、締め付けトルクが規定値を超えたため、パイパーは、そのTBAの代わりに2個の予備TBAのうちひとつを設置しました。
スペースシャトル「エンデバー号」のSTS-126ミッション期間中に計画されている4回の船外活動のうち2回目は、ISSの組立とメンテナンスのための116回目にあたる船外活動でした。第2回船外活動での作業により、11月22日(同11月23日)の第3回船外活動でクリーニングと潤滑作業を完了できます。11月23日早朝に、ISSの飛行管制官がSAWを“自動追尾”状態にするコマンドを送り、修理状況を簡単に試験し、今回の作業を評価する予定です。
本日は、「ザーリャ」(基本機能モジュール)がプロトンロケットによりカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、ISSの組立てが始まってから10周年目に当たります。米国とロシアの宇宙飛行士たちは、ISS船内および船外で、ISSの滞在クルーを3名から6名体制へと2倍に増やすのに必要なシステムの機能や性能を強化させるための作業を行いました。
11月21日午前11時10分(同11月22日午前2時10分)、スペースシャトルのコマンダーであるクリストファー・ファーガソンとパイロットのエリック・ボー、フライトエンジニアのスティーブ・ボーエンは、エンデバー号の予備の推進剤を使ってISSの高度をわずかに制御するリブースト(軌道上昇)を監視する予定です。
11月21日午後2時05分(同11月22日午前5時05分)に、エンデバー号とISSのクルーは定例の記者会見を行い、その後11月22日午後(同11月23日午前)に予定されている第3回船外活動の手順を確認する予定です。
ミッションコントロールは、飛行8日目の11月21日は、午前7時55分(同11月21日午後10時55分)にエンデバー号とISSのクルーを起こす予定です。次回のSTS-126ステータスレポートは、21日午前、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-126 MCC Status Report #13(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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