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NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-126 NASAステータスレポート#12

最終更新日:2008年11月21日
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2008年11月20日(木) 午前9時00分(米国中部標準時間)
2008年11月21日(金) 午前0時00分(日本時間)

本日の軌道上の作業の中心は、スペースシャトル「エンデバー号」のクルーによる国際宇宙ステーション(ISS)の外での2回目の船外活動となります。

コマンダーのクリストファー・ファーガソン、パイロットのエリック・ボー、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のドナルド・ペティット、スティーブ・ボーエン、ハイディマリー・ステファニション・パイパー、ロバート・キンブロー、およびグレゴリー・シャミトフら、エンデバー号の搭乗クルーは、米国中部標準時間午前7時55分(日本時間11月20日午後10時55分)に、ペティットのためにかけられた、Bandellaによる“Summertime”で起床しました。Bandellaは、ドナルド・ペティット夫人であるミチ・ペティットをボーカルとする、宇宙飛行士のスティーブン・ロビンソン、クリス・ハドフィールド、キャサリン・コールマンらによるグループです。

第2回船外活動を担当するパイパーとキンブローは、11月20日午後0時45分(同11月21日午前3時45分)に「クエスト」(エアロック)から船外にでる予定です。パイパーは赤のストライプが入った宇宙服、キンブローは赤の破線のストライプが入った宇宙服を装着します。

第2回船外活動では、ISSのメイントラスのレール上のCETA(Crew and Equipment Translation Aid)カート2台を移動する作業と、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)のエンドエフェクタ(把持手)を潤滑する作業が行われる予定です。大部分の時間は、ISSのメイントラスの右舷側太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)の作業に費やされる予定です。

パイパーとキンブローは、SARJの回転リングのデブリ除去、潤滑、およびSARJのトランドル・ベアリング(Trundle Bearing Assembly: TBA)の交換を引き続き行う予定です。2007年9月に、地上の飛行管制官が振動と消費電力の増大に気がつき、それ以降、このSARJの使用は制限されてきました。CETAカートは、今後のミッションの作業に備えてレール上の通路をあけておくために移動する予定です。エンドエフェクタ(把持手)の潤滑は、把持動作の際にグラプル・シャフトを巻き込むワイヤーの収納状況に若干の問題が生じていたため行うことになりました。

ボーは、ISS船内から船外活動を指揮し、ペティットと第18次長期滞在クルーのフライトエンジニアであるサンドラ・マグナスは、SSRMSの操作を担当する予定です。

エンデバー号とISSのクルー10名の本日の作業計画には、エンデバー号とISS間の補給物資と機材の移送、ISS内への機材の設置作業があります。今回「レオナルド」(多目的補給モジュール1)で運ばれたすべてのラックは、ISS内に搬入されて設置されました。しかし、まだかなりの量の機材や補給物資の移送作業が残っています。

本日、エンデバー号のクルーは午後11時55分(同11月21日午後2時55分)に就寝し、11月21日午前7時55分(同11月21日午後10時55分)に起床する予定です。次回のSTS-126ステータスレポートは、クルーの就寝後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-126 MCC Status Report #12(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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