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2008年6月5日(木) 午後8時00分(米国中部夏時間)
2008年6月6日(金) 午前10時00分(日本時間)
7時間の船外活動を終えて、新たに取り付けられた「きぼう」日本実験棟船内実験室は最終形態に近付いています。
ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のマイケル・フォッサムとロナルド・ギャレンは、予定より30分近く早い米国中部夏時間6月5日午前10時04分(日本時間6月6日午前0時04分)に国際宇宙ステーション(ISS)を出て、新しいモジュールの外部の整備作業を重点的に行う第2回船外活動を開始しました。ふたりはまた、窒素タンク(Nitrogen Tank Assembly: NTA)の交換に向けた準備作業や、故障した船外テレビカメラの回収、太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)の点検を行いました。
ふたりは「クエスト」(エアロック)を出ると、「きぼう」船内実験室に向かい、「きぼう」ロボットアームやペイロードの運用を支援するための外部テレビカメラを設置しました。その近くで、ふたりは船内実験室の数箇所に断熱カバーを取り付け、また「きぼう」ロボットアームや船内実験室上部のハッチなどから断熱カバーを取り外しました。船内実験室より小さな「きぼう」の構成要素である船内保管室は、6月6日(同6月7日)にこのハッチの位置に移設される予定です。
「きぼう」関連の作業を終えて、ふたりは次回の船外活動の準備作業を開始しました。ふたりは、ISSのトラスに固定されているふたつのNTAのボルトを緩めました。このNTAは、6月8日(同6月9日)の船外活動で交換される予定です。ふたりはまた、故障した船外テレビカメラを左舷トラスから回収しました。このカメラは、ISS内で電力供給装置を交換した後、同じく6月8日(同6月9日)の第3回船外活動でISSの外部に再び設置される予定です。
フォッサムはその後、正常に動作している左舷側のSARJの点検を行いました。フォッサムは地上チームに、削り屑や金属粉は見つからなかったと連絡しましたが、技術者が確認できるよう、撮影した画像を地上に送る予定です。7時間11分にわたる船外活動は6月5日午後5時15分(同6月6日午前7時15分)に終了しました。
船内ではISSとスペースシャトル「ディスカバリー号」のその他のクルーが、補給品や機器の移送作業や、「きぼう」内部とロボットアーム制御卓の整備作業、船内実験室へのラックの移送、6月6日(同6月7日)に行われる船内保管室の船内実験室への移設準備などを引き続き行いました。
クルーは6月5日午後9時32分(同6月6日午前11時32分)に就寝し、6月6日午前5時32分(同6月6日午後7時32分)に起床する予定です。
次回のSTS-124ステータスレポートは、クルー起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-124 MCC Status Report #11(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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