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2008年2月18日(月) 午前0時45分(米国中部標準時間)
2008年2月18日(月) 午後3時45分(日本時間)
スペースシャトル「アトランティス号」は、米国中部標準時間2月18日午前3時27分(日本時間2月18日午後6時27分)に国際宇宙ステーション(ISS)から分離する予定です。この分離で、7名のクルーをISSに運び、欧州宇宙機関(ESA)の「コロンバス」(欧州実験棟)の初期運用を無事に完了させた9日間の共同作業が終了します。
本日のウェイクアップコールは、STS-122クルーのダニエル・タニのために2月17日午後11時53分(同2月18日午後2時53分)にかけられた、“Over the Rainbow/What a Wonderful World”でした。この曲は、日系ハワイ人歌手イズラエル・カマカヴィヴォオレが、ウクレレを演奏しながら歌った曲です。
STS-122クルーが搭乗しているアトランティス号は、今回のミッションで運んだ新たな実験棟が取り付けられたことで、より規模が拡大し、科学実験運用の能力も向上したISSを後にします。コロンバスの追加によって、居住可能スペースは1,000立方フィート(約28m3)近く増え、それぞれが独立した科学実験装置である10台の実験ラックの収納が可能となりました。
また、アトランティス号は、第16次長期滞在クルーの新たなメンバーであるレオポルド・アイハーツと、95ポンド(約43kg)の酸素、約1,400ポンド(約635kg)の水をISSに残しました。
分離後、アトランティス号はISSの前方400フィート(約122m)の位置に移動します。そしてパイロットのアレン・ポインデクスターは、「ハーモニー」(第2結合部)の右舷側に取り付けたコロンバスのビデオ映像とデジタル写真を他のクルーが撮影できるようにするために、ISSの回りを一周するフライアラウンドを開始する予定です。
アトランティス号が再びISSの前方を通過する際に、ポインデクスターは姿勢制御システム(Reaction Control System: RCS)のスラスタを噴射し、ISSからの離脱を開始する予定です。2月18日午前5時10分(同2月18日午後8時10分)に、ポインデクスターは最終的な離脱のためにスラスタを噴射し、クルーは地上への帰途につく予定です。
2月18日午前7時20分(同2月18日午後10時20分)に、クルーはセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を使って、オービタの熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の最終点検を行う予定です。クルーは、両翼とノーズキャップの強化炭素複合材(Reinforced Carbon Carbon: RCC)パネルに軌道上のデブリによる損傷がないかどうか、再確認する予定です。
他のクルーが着陸の準備を行う間、昨年10月の打上げでISSに到着して以来、軌道上に滞在していたタニは、身体が再び重力を受けるのに備えるため、エクササイズを行う予定です。アトランティス号は、2月20日午前8時07分(同2月20日午後11時07分)にNASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸する予定です。
次回のSTS-122ステータスレポートは2月18日夕方(同2月19日朝)、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-122 MCC Status Report #22(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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