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NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-120 NASAステータスレポート#21

最終更新日:2007年11月 2日
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2007年11月2日(金) 午前2時00分(米国中部夏時間)
2007年11月2日(金) 午後4時00分(日本時間)

スペースシャトル「ディスカバリー号」と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは本日、破損した太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)の修理を行う11月3日の船外活動に向けて、船外活動手順の確認と、スペースシャトルのセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)の取出しを行う予定です。

クルーは今朝、米国中部夏時間11月2日午前0時08分(日本時間11月2日午後2時08分)に、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のダグラス・ウィーロックのためにかけられた、ファイブ・フォー・ファイティングの“World”で目覚めました。ウィーロックは11月3日に、彼にとって3回目となる船外活動を行う予定です。ウィーロックはこの曲を、地上の支援チームに捧げました。

ミッション・マネージャらは10月31日に、ISSのP6トラスにあるSAWを修理して、これ以上破損箇所が広がらないようにすることが重要であると決定しました。技術者らは、ロボットアームの運用手順や工具の調整および船外活動の準備をするために、24時間体制で作業しています。

今朝の早い時間帯に、地上の飛行管制官は、ISSのモービルトランスポータ(台車:MT)を、左舷側トラスの先端から中央部に移動させる予定です。この場所から、MSのステファニー・ウィルソンと第16次長期滞在クルーのフライトエンジニアのダニエル・タニが「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を用いて、OBSSを把持します。OBSSはスペースシャトルのロボットアーム(SRMS)に受け渡され、そこで一晩待機する予定です。MTはその後、左舷側トラス先端に戻る予定です。

11月3日に、OBSSがカナダアーム2に戻され、これでMSのスコット・パラジンスキーが破損した4BチャンネルのSAWに到達できるようになる予定です。パラジンスキーは、“カフスボタン”とも呼ばれる、5つのSAWヒンジ固定器具を取り付けて、SAWを安定させることになっています。ウィーロックは、ISSのトラス上から作業を支援する予定です。

「ハーモニー」(第2結合部)内では、第16次長期滞在クルーのコマンダーのペギー・ウィットソンとMSのクレイトン・アンダーソンが、コンピュータ用のルータを取り付ける予定です。これは、ハーモニーを「デスティニー」(米国実験棟)の前方の恒久的な取付け位置に移動した後に使用される予定です。11月1日に、クルーはハーモニーに必要な装備を施す初期作業を完了しました。

STS-120クルーは、本ミッションの主な目的をすべて完了しています。これには、ハーモニーの「ユニティ」(第1結合部)への仮設置、P6トラスのISS天頂側から左舷側トラス先端への移設、後日使用する保管用のメインバス切替ユニット(Main Bus Switching Unit: MBSU)の船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform: ESP-2)への取付けが含まれています。

次回のSTS-120ステータスレポートは11月2日午後(同11月3日午前)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-120 MCC Status Report #21(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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