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NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-120 NASAステータスレポート#20

最終更新日:2007年11月 2日
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2007年11月1日(木) 午後4時00分(米国中部夏時間)
2007年11月1日(木) 午前6時00分(日本時間)

スペースシャトル「ディスカバリー号」と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、11月3日の第4回船外活動に向けて、P6トラスの太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)の損傷を修理するための道具の作成と船外活動準備をして1日を過ごしました。

クルーは、細長いアルミニウム板、穴あけ器、ボルトコネクタおよび66フィート(約20m)のワイヤーを使用して、SAWのヒンジを安定させる器具を作りました。この器具はカフスボタンのような仕掛けで、SAWにある穴にワイヤーを通して細長いアルミニウム板で下から固定することで、損傷したヒンジにかかる圧力を軽減させます。

第4回船外活動では、ミッション・スペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のスコット・パラジンスキーが、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)が把持したセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)に乗って損傷箇所の修理を行い、その間MSのダグラス・ウィーロックがISSのトラスから修理作業を支援する予定です。MSのステファニー・ウィルソンと第16次長期滞在クルーのフライトエンジニアのダニエル・タニが、「デスティニー」(米国実験棟)のロボットアーム操作卓でカナダアーム2を操作する予定です。

米国中部夏時間11月2日午前0時08分(日本時間11月2日午後2時08分)のクルーの起床時間までに船外活動計画が完成すれば、第4回船外活動は11月3日午前5時28分(同11月3日午後7時28分)に開始される予定です。クルーは、11月2日は船外活動用の道具類に関する作業と船外活動手順の確認作業を引き続き行う予定です。

11月3日の第4回船外活動計画の作成作業が地上で続けられている間に、クルーは「ハーモニー」(第2結合部)に必要な装備を施す初期作業を完了させました。ハーモニーは、このまま11月末まで「ユニティ」(第1結合部)に仮設置され、その後デスティニーに恒久的に移設される予定です。ハーモニーは、欧州と日本の実験棟の結合機構として使用される予定です。

作業の合間にふたりのクルーは数分間作業をぬけて、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)を訪問していたジョージ・ブッシュ元米国大統領とバーバラ夫人と会話をすることができました。

ブッシュ前米国大統領はクルーに、「貴方達の貢献をたいへん誇りに思う。」と述べました。

次回のSTS-120ステータスレポートは11月2日午前(11月2日午後)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-120 MCC Status Report #20(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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