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2007年10月31日(水) 午後5時00分(米国中部夏時間)
2007年10月31日(水) 午前7時00分(日本時間)
スペースシャトル「ディスカバリー号」のクルーは、さらに1日かけて第4回船外活動の準備を行う予定です。これは、国際宇宙ステーション(ISS)プログラムが、船外活動の優先順位を太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)の点検作業からP6トラスの太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)に起きた損傷の修理作業へ変更したためです。
11月1日に予定されていた第4回船外活動は11月2日に延期されました。船外活動準備にさらに時間が必要な場合は、11月3日に延期される可能性もあります。
P6トラスのSAWは、10月30日の展開中に損傷が確認されたため、一部が展開されない状態で展開作業は中断されました。現在P6トラスのSAWは電力を供給していますが、損傷がこれ以上拡大しないようにするためには完全に展開する必要があります。
ISSのプログラム・マネージャのマイク・サファディーニは、「残りのミッション期間は、この問題の解決法を検討することが最優先と判断した。実行可能な解決法の検討を始めている。」と報告しました。
サファディーニは、「問題解決チームが解決法をまとめるため問題を調査している。まもなく良い解決法を報告できると思う。」と述べました。
11月1日に計画されていた右舷側のSARJの点検作業は後日に延期されました。11月3日に計画されていた第5回船外活動は、スペースシャトルがISSから分離した後にISSの長期滞在クルーにより行われる予定です。第4回船外活動でP6トラスのSAWの修理がうまくいった場合、ディスカバリー号のクルーは11月7日の地上への帰還に向けて準備を始める予定です。もし、第4回船外活動で問題が解決できなかった場合は、ISSとスペースシャトルのミッション・マネージャでさらに協議し、P6トラスのSAWの損傷修理のために船外活動を追加する可能性もあります。
本日、ISSとスペースシャトルのクルーは、11月1日に予定されていた船外活動の準備を行いました。この作業のおかげで、11月2日の船外活動の準備は予定より早く進む見通しです。また、彼らは軌道上共同記者会見を行い、米国、イタリア、ロシアの記者からの質問に答えました。
次回のSTS-120ステータスレポートは11月1日午前(同11月1日午後)、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-120 MCC Status Report #18(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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