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2007年10月31日(水) 午前0時15分(米国中部夏時間)
2007年10月31日(水) 午後2時15分(日本時間)
スペースシャトル「ディスカバリー号」と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは本日、船外活動の準備を行う予定です。この船外活動では、右舷側の太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)を回転させる太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)を、さらに点検する予定です。
今朝のウェイクアップコールは、米国中部夏時間10月30日午後11時38分(日本時間10月31日午後1時38分)にミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のパオロ・ネスポリのためにかけられたドメニコ・モドゥーニョの“Nel Blu Dipinto di Blu”でした。ネスポリは、10月31日午前3時13分(同10月31日午後5時13分)に、イタリア大統領からお祝いの電話を受ける予定です。この曲のタイトルは「青く塗られた青(空)の中」という意味で、「ヴォラーレ」という題で広く知られています。
本日、船外活動を行うスコット・パラジンスキーとダグラス・ウィーロック、そして船外活動を指揮するネスポリは、11月1日の第4回船外活動の最新の手順書を確認する予定です。この船外活動は、右舷側SARJの点検作業にあてられます。また彼らは、パラジンスキーのために、冷却システムに問題がある宇宙服に代わり、別の宇宙服の再設定を行う予定です。ウィーロックは、11月1日の船外活動で、第3回船外活動中に損傷したグローブの代わりに、予備のグローブを使用する予定です。
右舷側SARJでは、ここ1ヵ月半の間、回転時の摩擦がわずかに増加しており、10月28日の第2回船外活動で内部に削れた金属粉が発見されました。11月1日の船外活動では、宇宙飛行士らがSARJのカバーを取り外して内部を点検し、なにか物質を見つけた場合はサンプル採取を行い、摩擦の根本的な原因の手がかりを調査する予定です。
一方、ヒューストンの専門家らは、P6トラス上の2枚のSAWのうち1枚の展開を終えるために、次の段階に取り組んでいます。P6トラスは10月30日の船外活動で無事にP5トラスに取り付けられました。P6トラスのSAW1枚は展開が完了しましたが、もう1枚は太陽電池ブランケットが破損したため、展開作業を中断しています。
ISSプログラムの関係者は、現在の状態は安定しており、このSAWは完全に展開した場合の発電電力の95%以上の電力を供給していると述べました。
本日、ISSのコマンダーのペギー・ウィットソンとフライトエンジニアのダニエル・タニは、新たに結合された「ハーモニー」(第2結合部)内で、無重量保管ラック(Zero-g Stowage Rack: ZSR)の整備と、空調装置(Common Cabin Air Assembly: CCAA)から打上げ時の振動防止器具を取り外す作業を行う予定です。
次回のSTS-120ステータスレポートは10月31日午後(同11月1日午前)、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-120 MCC Status Report #17(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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