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NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-120 NASAステータスレポート#13

最終更新日:2007年10月30日
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2007年10月29日(月) 午前0時30分(米国中部夏時間)
2007年10月29日(月) 午後2時30分(日本時間)

3日間で2回の船外活動を成功裏に終え、スペースシャトル「ディスカバリー号」と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、本日休憩時間を少し取る予定です。また、P6トラスの大がかりな受渡し作業を終わらせ、10月30日に予定されている第3回船外活動の準備を整える予定です。

今朝のウェイクアップコールは、米国中部夏時間10月28日午後11時39分(日本時間10月29日午後1時39分)に、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のステファニー・ウィルソンのためにかけられた、ウィントン・マルサリスの“One by One”でした。ウィルソンは本日午前中に、スペースシャトルのロボットアーム(SRMS)と「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)の間で行われるP6トラスの受渡し作業で、ロボットアーム操作を担当するクルーのうちのひとりです。

P6トラスは、10月28日の第2回船外活動でISSから取り外され、カナダアーム2に把持されたまま一晩待機しました。カナダアーム2は、ISSのモービルベースシステム(Mobile Base System: MBS)に設置されています。10月29日午前2時08分(同10月29日午後4時08分)、ウィルソンとパイロットのジョージ・ザムカは、SRMSを操作してP6トラスを把持する予定です。MSのクレイトン・アンダーソンとフライトエンジニアのダニエル・タニは、カナダアーム2を操作してP6トラスの把持を解放した後、カナダアーム2をISSのトラスに沿って移動させる予定です。

10月29日午前4時23分(同10月29日午後6時23分)から、モービルトランスポータ(台車:MT)は移動を開始し、ISSのトラスの左舷側の終着点であるワークサイト8へ、90分かけて移動する予定です。MTがワークサイト8に固定されると、アンダーソンとタニは、カナダアーム2を操作してP6トラスをSRMSから再度受け取る予定です。P6トラスは一晩この位置で待機し、その後、10月30日午前中に予定されている本ミッションの第3回船外活動中に、ISSのトラスの左舷先端に取り付けられる予定です。

この2回のP6トラスの受渡しの間に、クルーは休憩を取る予定です。昼食後、タニとISSコマンダーのペギー・ウィットソンは、「ハーモニー」(第2結合部)で、ラックの整備作業を開始する予定です。一方、MSのパオロ・ネスポリは、次回の船外活動を行うスコット・パラジンスキーとダグラス・ウィーロックを手伝い、「クエスト」(エアロック)の準備を行う予定です。

10月29日午後0時43分(同10月30日午前2時43分)、ディスカバリー号のコマンダーであるパメラ・アン・メルロイとウィルソン、アンダーソンは、ハーモニー内のウィットソン、タニ、およびフライトエンジニアのユーリ・マレンチェンコと共に、ABC News、NBS News、CNN Newsに、今回のミッションの経過について話す予定です。

ISSおよびスペースシャトルの飛行管制官およびミッション・マネージャらは、タニが10月28日の船外活動中に、ISS右舷側の太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)内部で粒子状の物質(材質は不明)を発見したことを受け、どのように対処するか協議しています。このSARJでは、ここ1ヵ月半の間、回転時の摩擦が増加していました。ISSのマネージャらは、状況を調査する間はSARJの使用を制限することを決定しました。

次回のSTS-120ステータスレポートは10月29日午後(同10月30日午前)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-120 MCC Status Report #13(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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