このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。
<免責事項> リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
最新情報については、https://humans-in-space.jaxa.jp/ のページをご覧ください。
2007年10月29日(金) 午後5時00分(米国中部夏時間)
2007年10月30日(土) 午前7時00分(日本時間)
国際宇宙ステーション(ISS)とスペースシャトル「ディスカバリー号」のクルーは、第3回船外活動の準備をしていた時に、今回のスペースシャトルのミッション期間が1日延長され、地上への帰還が米国中部標準時間11月7日午前4時(日本時間11月7日午後7時)過ぎに変更となったという連絡を受けました。
ISSの右舷側の太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)の内側に付着していた金属粉の写真を検討した後、ミッション・マネージャらは、SARJの追加調査を11月1日の第4回船外活動で行うことを決定しました。当初の予定では、第4回船外活動では、スペースシャトルの熱防護タイル修理用耐熱材充填装置(Tile Repair Ablator Dispenser: T-RAD)を使用した修理試験を行う予定でした。このT-RADによる修理試験は、今後のスペースシャトルミッションに延期されることになりました。
スペースシャトルのドッキング期間は1日延長されました。この1日は第4回船外活動と第5回船外活動の間に追加され、11月3日に実施する第5回船外活動で使用する道具類の準備や作業の準備、またいくらかクルーの休息時間をとるためにあてられます。ミッション計画チームは、ミッション・マネージメント・チームの決定を組み込んだ詳細作業スケジュールの再設定に取り組んでいます。ディスカバリー号は、現在のところ、11月5日にISSから分離し、11月7日に地上へ帰還してSTS-120ミッションを完了する予定です。
スコット・パラジンスキーとダグラス・ウィーロックによる10月30日の第3回船外活動では、第4回船外活動で実施する右舷側のSARJの追加調査に先立ち、短い時間を使って左舷側のSARJの点検を行う予定です。一晩かけて第4回船外活動の作業手順を練ることになるISSのミッション・マネージャらは、これによって比較するためのデータを得ることができます。このほか第3回船外活動では、P6トラスの最終設置位置である左舷側トラスへの取付けに関する計画通りの作業を行う予定です。
本日、クルーはP6トラス取付けのための最終準備作業を終えました。また「ハーモニー」(第2結合部)に必要な装備を施す作業やアビオニクスとシステムラックの起動作業を引き続き行いました。作業中、「デスティニー」(米国実験棟)の二酸化炭素除去装置(Carbon Dioxide Removal Assembly: CDRA)が停止しましたが、他の二酸化炭素除去装置を使用し、作業は中断することなく進められました。
パラジンスキーとウィーロックは、1日の終わりに、「クエスト」(エアロック)内でのキャンプアウトに入りました。キャンプアウトは、クエスト内で一晩を過ごし、気圧の低い環境で体内からの窒素の排出を促し翌日の船外活動に備えるための手順です。彼らは、米国中部夏時間10月29日午後11時30分(日本時間10月30日午後1時30分)頃にミッションコントロールからのウェイクアップコールで起床し、10月30日午前4時28分(同10月30日午後6時28分)頃から第3回船外活動を開始する予定です。
次回のSTS-120ステータスレポートは10月30日午前(同10月30日午後)、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-120 MCC Status Report #14(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
Copyright 2007 Japan Aerospace Exploration Agency | SNS運用方針 | サイトポリシー・利用規約 |