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NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-120 NASAステータスレポート#11

最終更新日:2007年10月28日
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2007年10月28日(日) 午前0時30分(米国中部夏時間)
2007年10月28日(日) 午後2時30分(日本時間)

1回の国際宇宙ステーション(ISS)へのスペースシャトルミッション期間中に行われる船外活動回数としては最多記録となる5回のうち、2回目の船外活動が本日午前から始まり、ISSの主要な構成要素のひとつであるP6トラスを新たな取付け場所に移設する準備を整える予定です。

本日のウェイクアップコールは、米国中部夏時間10月28日午前0時09分(日本時間10月28日午後2時09分)にミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のスコット・パラジンスキーのためにかけられたルイ・アームストロングの“What a Wonderful World”(この素晴らしき世界)でした。パラジンスキーは本日、ミッション2度目となる船外活動を行う予定です。パラジンスキーとフライトエンジニアのダニエル・タニは、減圧症を引き起こさないよう血流から窒素を取り除くために、「クエスト」(エアロック)内で一晩を過ごすキャンプアウトを行いました。

船外活動クルーのふたりが宇宙服に着替えている間に、MSのステファニー・ウィルソンとダグラス・ウィーロックは、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を操作して、現在Z1トラス上に固定されているP6トラスを把持する予定です。パラジンスキーとタニは、10月28日午前4時58分(同10月28日午後6時58分)にISSの船外に出て、まずP6トラスとZ1トラスの結合部へ移動し、残りの電力・通信ケーブルとP6トラスとZ1トラスをつないでいる結合機構のボルトを取り外す予定です。

この作業が終わると、船外活動クルーのふたりはそれぞれ別の作業へと移ります。パラジンスキーは10月26日の船外活動で「ユニティ」(第1結合部)に取り付けられた新しい「ハーモニー」(第2結合部)へと向かい、ハンドレール(手すり)などの装備を取り付ける予定です。タニは右舷側のトラスへと向かい、2箇所の点検を行うことになっています。まずCETA(Crew and Equipment Translation Aid)カートのハンドレールに鋭い角(シャープエッジ)がないかどうかを調べ、次に太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)のところまで移動し、最近SARJ回転時に検知されている摩擦の増大の原因を調査する予定です。

同じ頃、ウィルソンとウィーロックはP6トラスをISSの左舷側トラスの一番先端に移動させる最初の作業として、カナダアーム2を使ってZ1トラスからP6トラスを持ち上げる予定です。長さ45フィート(約13.7m)のP6トラスはカナダアーム2に把持されたまま一晩待機し、10月29日にスペースシャトルのロボットアーム(SRMS)に受け渡される予定です。これによりカナダアーム2はモビールベースシステム(Mobile Base System: MBS)の上に乗ったまま、トラス上のレールに沿って左舷トラスのP6トラス取付け位置付近まで移動可能となります。そして、カナダアーム2が移動した後、P6トラスは再びSRMSからカナダアーム2へと受け渡され、10月30日に予定される第3回船外活動で取り付けられる予定です。

本日の船外活動の最後に、パラジンスキーとタニが合流して、ハーモニーに新しいグラプル・フィクスチャ(把持部)を取り付ける予定です。このグラプル・フィクスチャは、来月ハーモニーをユニティから取り外して、「デスティニー」(米国実験棟)の前方に取り付ける際に、カナダアーム2が利用するものです。デスティニーの前方に取り付けられたハーモニーは、2007年末と2008年初めに打ち上げられる欧州宇宙機関(ESA)の「コロンバス」(欧州実験棟)と日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「きぼう」日本実験棟に結合機構を提供します。

パラジンスキーにとっては5度目、タニにとっては2度目となる本日の船外活動は、10月28日午前11時38分(同10月29日午前1時38分)に終了する予定です。

次回のSTS-120ステータスレポートは10月28日午後(同10月29日午前)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-120 MCC Status Report #11(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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