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2007年10月26日(金) 午前1時00分(米国中部夏時間)
2007年10月26日(金) 午後3時00分(日本時間)
本日の一番重要な作業は「ハーモニー」(第2結合部)の国際宇宙ステーション(ISS)への設置です。スペースシャトル「ディスカバリー号」とISSのクルーは、1回のスペースシャトルによるISS組立ミッションでは最多となる、合計5回の船外活動のうちの最初の1回の準備をしています。
米国中部夏時間10月26日午前0時39分(日本時間10月26日午後2時39分)に、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のダグラス・ウィーロックのためにかけられた、エルトン・ジョンの“Rocket Man”で1日が始まりました。ウィーロックは本日、初めての船外活動を行う予定です。
ウィーロックとMSのスコット・パラジンスキーは、「クエスト」(エアロック)を10月26日午前5時28分(同10月26日午後7時28分)に出て、6時間半の船外活動を開始します。ウィーロックとパラジンスキーは、Z1トラスからSバンドアンテナ(S-band Antenna Structural Assembly: SASA)を回収し、地上に持ち帰って修理するためにディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)に格納する予定です。また、ミッション中に予定されているP6トラスの移設準備として、P6トラスとZ1トラスの間の流体ラインの切離しを行い、さらにハーモニーをペイロードベイ(貨物室)から取り出す準備を行います。
船外活動でハーモニーをスペースシャトルの電源系統から切り離した後、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)でハーモニーを把持して、ディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)から取り出し、「ユニティ」(第1結合部)の左舷側に取り付ける予定です。10月27日に宇宙飛行士らが初めてハーモニーに入室する前に、本日から夜通しで、ハーモニーとユニティの間の気密チェックを行う予定です。
スペースシャトルが帰還した後、ハーモニーは、「デスティニー」(米国実験棟)の前方へ移設されて、2007年末と2008年初めに軌道上に打ち上げられる予定の欧州宇宙機関(ESA)と日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の実験棟を取り付けるための結合機構を提供します。
次回のSTS-120ステータスレポートは、10月26日午後(同10月27日午前)、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-120 MCC Status Report #07(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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