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2009年3月26日(木) 午後6時00分(米国中部夏時間)
2009年3月27日(金) 午前8時00分(日本時間
米国中部夏時間3月26日午前9時28分(日本時間3月26日午後11時28分)頃に始まった熱防護システム(Thermal Protection System: TPS)の後期点検を終えて、スペースシャトル「ディスカバリー号」のクルーは帰還の途についています。
パイロットのドミニク・アントネリは、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)でセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)を把持し、ディスカバリー号に軌道上のデブリによる損傷の兆候がないかどうかをOBSSのカメラとレーザセンサで検査しました。5時間にわたる点検では、ノーズ・キャップおよび翼前縁部の検査が行われました。
オービタ再突入の承認を正式に得るために、画像分析専門家がデータを検討し、明日、ミッション・マネジメント・チーム(MMT)にその結果を報告する予定です。米国フロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)への着陸は3月28日午後0時39分(同3月29日午前2時39分)に予定されており、2度目の着陸機会はもう一周軌道を周回した後の午後2時14分(同3月29日午前4時14分)の予定です。
本日のミッションステータスブリーフィングで、リードフライトディレクタのPaul Dyeは、スペースシャトルのミッドデッキから国際宇宙ステーション(ISS)に移送された物資の総重量は2,025ポンド(約919kg)で、ISSからディスカバリー号に移送されたのは1,963ポンド(約890kg)だったことを報告しました。ディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)からは、30,937ポンド(約14トン)のS6トラスがISSに移送されました。
ディスカバリー号のクルーは3月26日午後8時(同3月27日午前10時)過ぎに就寝し、翌日3月27日は午前4時13分(同3月27日午後6時13分)に起床して、キャビンの片付けおよびオービタの飛行制御システム(Flight Control System: FCS)の点検を含む、軌道離脱準備を開始する予定です。FSCは、大気圏内から着陸まで、オービタが動力を使わずに滑空飛行していくのを制御します。
3月27日午前10時(同3月28日午前0時)過ぎ頃、宇宙飛行士たちは、スペースシャトルが降下し大気圏再突入を開始する際の姿勢制御を行う姿勢制御システム(Reaction Control System: RCS)スラスタの噴射試験を行う予定です。噴射試験の後、午前11時30分頃(同3月28日午前1時30分)からクルー全員による軌道離脱ブリーフィングを開始する予定です。
NASAの宇宙飛行士マイケル・バラットとロシアの宇宙飛行士ゲナディ・パダルカ、および宇宙旅行者のチャールズ・シモニー氏は、3月26日午前6時49分(同3月26日午後8時49分)にカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地からソユーズ宇宙船に搭乗して打ち上げられました。彼らは、3月28日午前8時14分(同午後10時14分)に予定されているISSとのドッキングに向かって飛行を続けています。
次回のSTS-119ステータスレポートは、クルーの起床後、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-119 MCC Status Report #23(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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