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NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-118 NASAステータスレポート#12

最終更新日:2007年8月15日
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2007年8月14日(火) 午前6時00分(米国中部夏時間)
2007年8月14日(火) 午後8時00分(日本時間)

本日、3つめの船外保管プラットフォーム(External Stowage Platform: ESP)が国際宇宙ステーション(ISS)に設置される予定です。今回の設置は、クルーがスペースシャトルのロボットアーム(SRMS)と「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を使用して行う予定です。

現在ISSの「デスティニー」(米国実験棟)と「クエスト」(エアロック)に設置されている2つのESPは、船外活動によって取り付けられました。

エンデバー号のクルーであるコマンダーのスコット・ケリー、パイロットのチャールズ・ホーバー、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のトレーシー・カードウェル、リチャード・マストラキオ、ダフィット(デイブ)・ウィリアムズ、バーバラ・モーガンおよびベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr.、そしてISSクルーのコマンダーであるフョードル・ユールチキン、フライトエンジニアのオレッグ・コトフとクレイトン・アンダーソンは、米国中部夏時間8月14日午前5時07分(日本時間8月14日午後7時07分)にカードウェルの姪と甥たちが歌うカードウェルの誕生日を祝うバースデーソングで起床しました。

8月13日にマストラキオとウィリアムズによる船外活動で取り付けられたコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscopes: CMG)は、スペースシャトル「エンデバー号」のペイロードベイ(貨物室)に搭載された船外保管プラットフォーム3(ESP-3)上に、交換品として搭載され、ISSまで運ばれました。次はESP-3を取り付ける番です。

ESP-3の取付け作業は、カードウェルとモーガンがSRMSを使用してペイロードベイ(貨物室)のESP-3を持ち上げることで開始されます。ふたりは持ち上げたESP-3を、ホーバーとアンダーソンが操作するカナダアーム2に渡す予定です。ホーバーとアンダーソンは、カナダアーム2を操作してESP-3を所定の位置まで運び、取り付ける予定です。

本日は、物資の移送作業も引き続き行う予定です。また、マストラキオとアンダーソンが担当する今回のミッションで3回目となる船外活動の準備として、クルー全員による手順確認や、ふたりの船外活動クルーのエアロックでのキャンプアウトも開始される予定です。第3回船外活動では、10月に予定されているP6トラスの移設準備を行う予定です。

モーガンとカードウェルは、8月14日午後1時01分(同8月15日午前3時01分)から大手報道機関5社の記者からインタビューを受ける予定です。モーガン、ウィリアムズ、ドルーJrおよびアンダーソンは、8月14日午後4時09分(同8月15日午前6時09分)に米国アイダホ州ボイジーのディスカバリーセンター・アイダホに集まったこどもたちと会話する予定です。

カードウェルの誕生日に加え、本日は別の記念日にもあたります。8月14日午前10時15分(同8月15日午前0時15分)過ぎに、ISSの最初のモジュールである「ザーリャ」(基本機能モジュール)が、軌道50,000周回目を迎える予定です。ザーリャは、1998年11月にロシアのプロトンロケットでカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。米国が出資したこのザーリャは、ロシアで製造が行われました。ザーリャはロシア語で「日の出」という意味です。

次回のSTS-118ステータスレポートは8月14日午後(同8月15日午前)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-118 MCC Status Report #12(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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