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2007年8月12日(日) 午後6時00分(米国中部夏時間)
2007年8月13日(月) 午前8時00分(日本時間)
国際宇宙ステーション(ISS)からの5日間の順調な電力供給を踏まえ、本日、ミッション・マネージャらはスペースシャトル「エンデバー号」の飛行期間を11日間から14日間に延長することを決定しました。
クルーの飛行予定は、8月20日にISS分離、8月22日に着陸することになりました。ISSからスペースシャトルへの電力供給装置(Station-to-Shuttle Power Transfer System: SSPTS)によって、この3日間の延長が実現しました。SSPTSは、スペースシャトルがISSにドッキングしている間、ISSからスペースシャトルへの電力供給を可能にするものです。クルーはこの追加された時間を使って4回目の船外活動を行います。4回目の船外活動では、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のダフィッド(デイブ)・ウィリアムズとISSフライトエンジニアのクレイトン・アンダーソンが、スペースシャトルがドッキングしていない期間にセンサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System: OBSS)をISSに固定しておくための機構をISSのトラスに取り付ける予定です。
コマンダーのスコット・ケリーおよびMSのトレーシー・カードウェルとバーバラ・モーガンは、スペースシャトルの底面の耐熱タイルの詳細検査を3時間かけて行いました。問題があると思われる5箇所について赤外線レーザを用いて立体ビデオ画像を撮影しました。地上の技術者らによる分析のため、クルーはこれらの撮影画像を地上に送信しました。
詳細検査の初期画像から、4箇所の損傷については、いずれも再突入に影響するものではないことが示唆されました。5番目の損傷部分については、技術者らがNASAジョンソン宇宙センター(JSC)で熱解析を行い、またモデルを構築する予定です。この解析結果は、スペースシャトルの帰還にあたって損傷部分の修理が必要かどうかを決定するための判断材料となります。
詳細検査を実施している間、ウィリアムズ、パイロットのチャールズ・ホーバー、MSのリチャード・マストラキオとベンジャミン・アルヴィン・ドルーJr.は、補給物資と機器をスペースシャトルからISSへと移送する作業を行いました。
また、マストラキオとウィリアムズは、第2回船外活動で使用する予定の道具を準備しました。明日の船外活動の前に気圧の低い環境で体内からの窒素の排出を促すため、今晩ふたりは「クエスト」(エアロック)で一晩キャンプアウトを行う予定です。
第2回船外活動は米国中部夏時間8月13日午前10時31分(日本時間8月14日午前0時31分)に開始される予定です。マストラキオとウィリアムズは、昨年10月に故障して停止していたコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscope: CMG)を交換する予定です。
スペースシャトルのクルーは8月12日午後9時36分(同8月13日午前11時36分)に就寝し、8月13日午前5時36分(同8月13日午後7時36分)に起床する予定です。
次回のSTS-118ステータスレポートは8月13日午前(同8月13日午後)、または新規イベントがあれば発行します。
出典:STS-118 MCC Status Report #09(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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