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NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-117 NASAステータスレポート#19

最終更新日:2007年6月18日
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2007年6月17日(日) 午後6時30分(米国中部夏時間)
2007年6月18日(月) 午前8時30分(日本時間)

パトリック・フォレスターとスティーブン・スワンソンは、スペースシャトル「アトランティス号」ミッションでは最後となる4回目の船外活動を米国中部夏時間6月17日午後5時54分(日本時間6月18日午前7時54分)に終えました。今回のミッションで計画されていた作業はすべて終了し、将来の船外活動での作業負荷を軽減することになる、いくつかの作業も前倒しで行いました。

今回の船外活動は、国際宇宙ステーション(ISS)の組立て・メンテナンスとして87回目、ISSから船外に出て行われた59回目、「クエスト」(エアロック)から行われた36回目の船外活動となりました。今年はすでに11回の船外活動が行われており、今年の残りは14回となりました。

フォレスターとスワンソンは、6月17日午前11時25分(同6月18日午前1時25分)に船外活動を開始しました。ふたりは、クエストに取り付けられている船外保管プラットフォーム2(External Stowage Platform: ESP-2)から、テレビカメラ用の支柱を取り外し、S3トラスに設置する作業を手早く行いました。その後、太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)の駆動ロック機構(Drive Lock Assembly: DLA)2の設定状態を確認し、さらに、SARJの打上げ時の固定器具の残り6個を取り外しました。

船内では、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のジェイムズ・ライリーが、アトランティス号のフライトデッキから、船外活動の指揮をとりました。同時に、第15次長期滞在クルーのフライトエンジニアであるオレッグ・コトフは、ライリーと同じ役割を模擬的に行いました。コトフは、7月20日に第15次長期滞在クルーのクレイトン・アンダーソンとフョードル・ユールチキンが船外活動を行う際に、指揮を担当する予定です。

6月17日午後3時17分(同6月18日午前5時17分)までに、ふたりはS3トラスにモービル・ベース・システム(MBS)を移動させることができるように、MTストップ(モービルトランスポータ(台車:MT)のオーバーラン防止用の器具)と、アトランティス号のペイロードベイ(貨物室)内にS3/S4トラスを固定していた機構を取り外す作業を行い、これをもって、STS-117ミッションで予定されていた主要な作業を完了しました。ふたりはその後、ミッションマネージャらが終わらせたいと考えていた、前倒しの作業に取りかかりました。

ふたりは、「ユニティ」(結合モジュール1)へのコンピュータ・ネットワーク・ケーブルの取付け、6月15日の船外活動で取り付けた「デスティニー」(米国実験棟)の水素排気口の開放、2枚のデブリシールドをテザーで固定する作業を行いました。

6月18日午前9時28分(同6月18日午後11時28分)頃に、モスクワのミッションコントロールは、ロシアの姿勢制御スラスタを噴射させる予定です。このスラスタは、先週初めにロシアのコマンド・コントロール(Command and Control: C&C)・コンピュータとナビゲーションコンピュータが停止して以降使われていませんでした。これらのコンピュータは現在、安定した状態で稼働しています。

また6月18日には、アトランティス号のクルーは休暇をとり、第15次長期滞在クルーに別れの挨拶をして、午後5時23分(同6月19日午前7時23分)にISSとアトランティス号の間のハッチを閉じる予定です。アトランティス号は、6月19日午前9時42分(同6月19日午後11時42分)にISSから分離し、ISSから離れる前にその周りを1周します。

次のSTS-117ステータスレポートは、6月18日午前(同6月18日午後)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-117 MCC Status Report #19(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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