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NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-117 NASAステータスレポート#10

最終更新日:2007年6月14日
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2007年6月13日(水) 午前8時30分(米国中部夏時間)
2007年6月13日(水) 午後10時30分(日本時間)

船外活動を行うふたりの宇宙飛行士は、本日午後に行う6時間30分にわたる船外活動に向けて準備を整えています。この船外活動では、P6トラス右舷側太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)の収納を支援する作業と、新しいS4トラスのSAWの運用に向けた準備作業が行われます。

船外活動の準備の一環として、「クエスト」(エアロック)でキャンプアウトを行っていたミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のパトリック・フォレスターとスティーブン・スワンソン、およびそのほかのクルーは、米国中部夏時間6月13日午前8時08分(日本時間6月13日午後10時08分)に、パイロットのリー・アーシャムボウのためにかけられたChicagoの“Questions 67 and 68”で目を覚ましました。

MSのジョン・オリバースと、サニータ・ウィリアムズは、船外活動を行うクルーの準備を手伝います。一方、スペースシャトル「アトランティス号」のほかのクルーは、P6トラス右舷側SAW(チャンネル2B)の初期段階の収納作業を行う予定です。コマンダーのフレドリック・スターカウ、アーシャムボウ、およびMSのジェイムズ・ライリーはISS内からコマンドを送るとともに、昨年12月に行われたSAW収納時に発生したパネルを折り畳む際のガイドワイヤの引っかかりなどの不具合が再び起きないように、収納状況をモニタする予定です。

フォレスターとスワンソンは、6月13日午後1時03分(同6月14日午前3時03分)にクエストから船外に出ます。その後、P6トラスへ移動して、収納作業をモニタし、必要があれば支援する予定です。フォレスターは、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)にフット・レストレイント(足場)を取り付けて乗る予定です。スワンソンは、太陽電池のパネルの折り畳みを支援するために特別に用意された工具を持っていく予定です。

開始から45分後に、ふたりは本日の主要な作業である、S3トラスとS4トラスの間にある太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)を回転させる準備作業に移る予定です。フォレスターとスワンソンは、打上げ時にSARJを所定の位置に安全に固定していた固定器具の残りをすべて取り外す予定です。これにより、SARJが回転できるようになり、ISSが軌道を周回中にS4トラスの新しいSAWが太陽を追尾できるようになります。この船外活動は、6月13日午後7時33分(同6月14日午前9時33分)に終わる予定です。

第15次長期滞在クルーのコマンダーであるフョードル・ユールチキンと、フライト・エンジニアのオレッグ・コトフとクレイトン・アンダーソンは、補給物資の移送を行う予定です。また、アンダーソンのスケジュールには、引継ぎのための打合せと、宇宙での新しい住まいに慣れるための時間が取られています。

次のSTS-117ステータスレポートは、船外活動終了後の6月13日夕方(同6月14日午前)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-117 MCC Status Report #10(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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