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NASAステータスレポート(2008年まで)

STS-117 NASAステータスレポート#06

最終更新日:2007年6月12日
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2007年6月11日(月)午前9時00分(米国中部夏時間)
2007年6月11日(月)午後11時00分(日本時間)

新たな一対の太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)の設置および起動を行うための船外活動が、スペースシャトル「アトランティス号」と国際宇宙ステーション(ISS)のドッキング後最初の1日の主な活動となります。

ジェイムズ・ライリーとジョン・オリバース以外のクルーは、米国中部夏時間6月11日午前8時08分(日本時間6月11日午後10時08分)にミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者: MS)のスティーブン・スワンソンのためにかけられたOzark Mountain Daredevilsの” It Probably Always Will”という曲で目覚めました。本日船外活動を行うライリーとオリバースは、血中の窒素の排出を促すために気圧の低い「クエスト」(エアロック)でひと晩過ごして、6月11日午前8時38分(同6月11日午後10時38分)に起床しました。

6月11日午前10時(同6月12日午前0時)過ぎに、パイロットのリー・アーシャムボウ、MSのパトリック・フォレスターおよび第15次長期滞在クルーのフライトエンジニアであるオレッグ・コトフが、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を使用してS3/S4トラスをS1トラスの外方先端まで移動させ、4つのボルトを駆動してS3/S4トラスとS1トラスをしっかり結合できる位置に配置する予定です。

新たなS3/S4トラスの起動は、午後1時53分(同午前3時53分)に開始される船外活動の中で行われる予定です。この第1回船外活動では、ライリーがEV1(Extra Vehicular 1)として赤いストライプのついた宇宙服を、オリバースはEV2としてストライプのついてない真っ白な宇宙服を着用して、クエストから船外へ出る予定です。

6時間半にわたる船外活動でライリーとオリバースは、S1トラスとS3トラス間の電力・通信配線と冷却用配管の接続、S4トラスの4つの太陽電池ブランケット収納箱(Solar Array Blanket Box: SABB)を打上げ時に固定していた器具の解除と展開、およびS4トラスのラジエータ(Photovlitaic Radiator: PVR)の固定機構の解除を行う予定です。また、S4トラスのキールピンの回転、AJIS(Alpha Joint Interface Structure)ストラット4本の固定と、太陽電池パドル回転機構(Solar Alpha Rotary Joint: SARJ)の駆動ロック機構(Drive Lock Assembly: DLA)1台のかみ合わせ、およびSARJのロンチロック(打上げ時の固定器具)と固定器具の取外しも行う予定です。

これらの活動と並行して、ヒューストンのミッションコントロールセンターのISS飛行管制チームは、新しい2つの電力系統の起動と、新しいS4トラスのPVR展開のコマンドを実施する予定です。第1回船外活動は、6月11日午後8時23分(同6月12日午前10時23分)に終了する予定です。

船外活動が行われている間、新たにISS長期滞在クルーの仲間入りをしたクレイトン・アンダーソンは、軌道上の新しい住まいとなるISSについて学ぶ予定です。フライトエンジニアであるアンダーソンは、前任者のサニータ・ウィリアムズから引継ぎを受けるとともに、新しい環境に早く適応できるように拘束されていない作業時間を過ごす予定です。

次のSTS-117ステータスレポートは、船外活動終了後の6月11日夕方(同6月12日午前)、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:STS-117 MCC Status Report #06(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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