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2007年6月10日(日) 午前8時30分(米国中部夏時間)
2007年6月10日(日) 午後10時30分(日本時間)
スペースシャトル「アトランティス号」は、数時間後には国際宇宙ステーション(ISS)に新しい太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)と新たな滞在クルー1名を送り届ける予定です。アトランティス号のISSへのドッキングは、米国中部夏時間6月10日午後2時38分(日本時間6月11日午前4時38分)に予定されています。
アトランティス号のクルーは、6月10日午前8時08分(同6月10日午後10時08分)に、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)の職員であるDavid Kelldorf とBrad Loveallがミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者: MS)のクレイトン・アンダーソンのために作曲し、演奏した”Riding the Sky”という曲で起床しました。同時刻に、ISSでも第15次長期滞在クルーのコマンダーのフョードル・ユールチキン、フライトエンジニアのオレッグ・コトフおよび、サニータ・ウィリアムズのために目覚まし音が鳴りました。アトランティス号のクルーは、アトランティス号をISSへドッキングさせるランデブ運用を6月10日午前9時38分(同6月10日午後11時38分)に開始し、アトランティス号をISSまで残り9マイル(約14km)の距離まで近づけるために、最終段階となるエンジン噴射を6月10日午後0時00分(同6月11日午前2時00分)に行う予定です。
6月10日午後1時37分(同6月11日午前3時37分)、ISSの600フィート(約183m)下方において、アトランティス号のコマンダーであるフレドリック・スターカウがランデブ・ピッチ・マヌーバ(Rendezvous Pitch Maneuver: RPM)を実施する予定です。これは、ユールチキンとコトフがアトランティス号底部の耐熱タイルを撮影できるよう、スペースシャトルを縦方向に360度回転させるものです。撮影画像は地上に送信され、分析される予定です。
ISSとのハッチが開くと、コトフとアンダーソンは、ウィリアムズのシートライナーの代わりとなるアンダーソン専用のソユーズ宇宙船用シートライナーを、ソユーズ宇宙船に移動させる予定です。シートライナーの移動により、アンダーソンは公式にISSクルーの一員となり、ウィリアムズはアトランティス号のクルーとなる予定です。それとほぼ同時刻に、今回のフライトの主要な積荷である新しいSAWが装備されているバス程の大きさのS3/S4トラスを、ISSへ移動させる作業を開始する予定です。アトランティス号のパイロットのリー・アーシャムボウとMSのパトリック・フォレスターは、この重量35,678ポンド(約16,184kg)のトラスをスペースシャトルのロボットアーム(SRMS)を使用して把持し、ペイロードベイ(貨物室)から持ち上げ、ウィリアムズが操作する「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)へ引き渡す予定です。
S3/S4トラスの設置は、6月11日(同6月12日)にMSのジェイムズ・ライリーとジョン・オリバースが行う今回のフライトの1回目の船外活動の中で行われる予定です。ライリーとオリバースは、今晩は「クエスト」(エアロック)内で一晩を過ごし(キャンプアウト)、気圧の低い環境で体内からの窒素の排出を促し、船外活動に備えます。
次のSTS-117ステータスレポートは、6月10日夕方(同6月11日午前)、または新規イベントがあれば発行する予定です。
出典:STS-117 MCC Status Report #04(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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