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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #SS-05-45

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第11次長期滞在クルー
2005年9月23日(金)

ハリケーン「リタ」の接近に備えて、ヒューストンのミッションコントロールセンターは要員の待避を行った後は、モスクワ近郊でNASAとロシアのフライトコントローラ達が国際宇宙ステーション(ISS)の管制を行っています。ISSでは第11次長期滞在クルーのコマンダーであるセルゲイ・クリカレフとフライトエンジニアであるジョン・フィリップスが、次期ISS長期滞在クルーの到着に間に合わせるように、生命維持装置の中でも重要な装置を稼働することに成功しました。

クルーは今週、修理したエレクトロン(酸素発生装置)を起動させました。水から酸素を抽出するエレクトロンは、9月19日の午前中に起動しました。クリカレフとフィリップスは最近打ち上げられたプログレス補給船(19P)で運ばれてきた新しい液体ユニットを使ってエレクトロンの修理を行いました。また、クリカレフとフィリップスは、無重量環境下での長期滞在で、宇宙飛行士の骨の密度や筋肉を維持するために重要な運動器具であるトレッドミルの整備も行いました。腎臓結石に対する特定の化合物の効果を試験するために設計された実験を行い、地球に戻った時に分析するための水を試料として採取しました。

第11次長期滞在クルーのISSでの6ヶ月の滞在期間も終わりに近づき、ふたりは、4月にISSに来た時に使い、帰還にも使うロシアのソユーズ宇宙船(10S)へ荷物を詰み込む作業に今週の一部の時間を費やしました。また、米国時間10月10日に予定されている着陸にむけて、衝撃を吸収する座席の試験も行いました。

ハリケーン「リタ」がメキシコ湾で威力を増し、テキサス州の海岸線に向かったため、ISSプログラムは、ヒューストンにあるNASAのジョンソン宇宙センターのフライトコントローラ達を避難させました。ISSの管制は全て、ロシアのモスクワにあるフライトコントロールに移されました。ここには、ISSの運用を円滑に進めるためのヒューストン・サポート・グル-プと呼ばれるNASAのフライトコントローラのメンバが常駐しています。他のNASAの設備もISSを安全に飛行させるために使われています。例えば、メリーランド州グリーンベルトにあるゴダート宇宙飛行センターのネットワーク統合通信フライトコントロールルームには、ISSとの通信を維持するために、ふたりのフライトコントローラがヒューストンから派遣されました。

次期ISS長期滞在クルーである、第12次長期滞在クルーのウイリアム・マッカーサーとバレリー・トカレフは打上げに向けて移動を始めました。今週彼らは、星の街にあるロシアの訓練施設から、9月30日にISSへのソユーズ宇宙船の打上げが予定されているカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地に移動しました。ISSでの滞在中にマッカーサーとトカレフは、有人での軌道滞在5周年を迎え、宇宙空間で長期間いかに生活し、作業を行うかを学ぶためのISSのミッションをさらに追求する予定です。

ISSに関する情報についてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

NASAのハリケーン「リタ」に対する準備状況に関してはhttp://www.nasa.gov/ritaをご覧ください。

出典:http://www.nasa.gov/home/hqnews/2005/sep/HQ_SS05045_ISS_station_status.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年9月27日

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