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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #05-45

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第11次長期滞在クルー
2005年9月16日(金) 午後1時00分(米国中部夏時間)
2005年9月17日(土) 午前3時00分(日本時間)

国際宇宙ステーション(ISS)での今週の主な活動は、酸素発生システムの部品の交換、最近到着した補給船からの荷下ろし、そして放射線検知実験装置の分解でした。

第11次長期滞在クルーのコマンダーであるセルゲイ・クリカレフと、NASAのサイエンス・オフィサーであるジョン・フィリップスは、新しい液体ユニットを取り付けたエレクトロン(酸素発生装置)を9月19日に起動させる予定です。エレクトロンは水から酸素を分離することで、ISSへ酸素を供給します。エレクトロンはここ数ヶ月、停止しています。ISSではタンクや固体燃料の酸素発生装置(Solid-fuel Oxygen Generator: SFOG)から十分な酸素供給ができます。

新しい液体ユニットは、米国中部夏時間9月10日午前9時42分(日本時間9月10日午後11時42分)にISSとドッキングしたプログレス補給船(19P)に搭載されて到着しました。プログレス補給船(19P)は約2.3トンの荷物をISSに運びました。クリカレフとフィリップスは9月11日から荷下ろしを始めました。

このプログレス補給船(19P)は、気体と液体を除く2,700ポンド(約1,225kg)以上の食糧、機材、補給品、衣服、科学実験用装置の部品を搭載していました。残りの搭載物には、ISSのスラスタ用推進剤、水や酸素がありました。荷下ろし作業は1週間かけて、断続的に続けられました。

9月12日に軽いスケジュールの1日を過ごした後、9月13日にクルーはプログレス補給船(19P)の積み荷をISSに移し、コンピュータ化されたバーコード式在庫管理システムに搭載品のデータを入力しました。14日の大半は、8月の船外活動でISSの外壁から回収した、マトリョーシカ(Matroshoka)放射線実験装置の分解に費やしました。

ドイツで開発・製造され、ケルンにあるドイツ航空宇宙センター(German Aerospace Center: DLR)の微小重力利用者支援センター(Microgravity User Support Center)が管理する欧州宇宙機関(ESA)のマトリョーシカ実験装置の大部分は、人間の胴体に似た装置です。2004年1月にプログレス補給船(13P)に搭載されて打ち上げられ、その翌月に「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)の外壁に取り付けられました。

マトリョーシカの内部は人間の体内の密度を模擬しており、20個の放射線検知器が人間の主要内臓器官の位置に取り付けられています。また、ISS内に設置された他の検知器でもデータが収集され、地上やISSのコンピュータにデータが送られました。この実験装置は宇宙飛行士(船外活動を行う宇宙飛行士も含む)の放射線被爆量をよりさらに理解するために設計されました。

エレクトロンの液体ユニットの交換に加えて、9月15日にはFOOT(Foot/Ground Reaction Forces During Spaceflight)実験の準備作業が含まれていました。フィリップスはライクラ(Lycra)サイクリング用タイツを、5回目で最後となる実験セッションのために装着しました。FOOT実験は、地球と宇宙での下肢の使い方の違いと、宇宙飛行中に生じる筋骨格系の変化を調査する実験です。

FOOT実験中、フィリップスは、運動中の関節の角度の測定と、筋肉の動きと足にかかる力の計測を行う下肢機能モニタリングスーツ(Lower Extremity Monitoring Suit: LEMS)を装着しました。この最終実験では、フィリップスがエルゴメータと筋力トレーニング装置(Resistive Exercise Device: RED)を使った時に加わる力を測定するために、特別な運動手順が使われました。

それぞれの運動機器の設定範囲を変えながら加わる力を測定することで、地上での運動中に骨にかかる力と同等の力を加える設定を決める際に役立ちます。この加わる力を同等にすることは、無重量環境下で起こる骨の衰えを減らすためにとても重要です。

また、今週はヒューストンのフライトコントローラとエンジニアが、ISSのノートパソコンのソフトウェアを、より速く、高度なものに移行する作業を支援しました。9月14日にこの移行は完了しました。また、フライトコントローラは、ハリケーン「オフィーリア」がカロライナ州沿岸部に接近する際に、オフィーリアの映像をISSのカメラを使って数回撮影しました。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

次回の ISS ステータスレポートは、9月22日または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2005/iss05-45.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年9月21日

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