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NASAステータスレポート(2008年まで)

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #07-33

最終更新日:2007年7月 9日
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第15次長期滞在クルー
2007年7月6日(金) 午後4時00分(米国中部夏時間)
2007年7月7日(土) 午前6時00分(日本時間)

第15次長期滞在クルーのコマンダーであるフョードル・ユールチキンとフライトエンジニアのクレイトン・アンダーソンは今週、7月23日に予定されている船外活動で着用する宇宙服の準備作業を終えました。また、ユールチキンとフライトエンジニアのオレッグ・コトフは、国際宇宙ステーション(ISS)のロシアセグメントのコンピュータを評価する作業を引き続き行いました。

米国が行うこの船外活動の中で、ユールチキンとアンダーソンは、船外用ビデオカメラの支持構造と、必要のなくなった重量1,400ポンド(約635kg)の冷蔵庫ほどの大きさのタンクを投棄する予定です。このタンクは初期アンモニア充填装置(Early Ammonia Servicer: EAS)と呼ばれ、冷媒であるアンモニアが漏れた場合に、ISSの初期的な冷却システムにアンモニアを補充するためのものでした。

船外活動を行うユールチキンとアンダーソンはまた、故障した遠隔電力制御モジュール(Remote Power Control Module: RPCM)を交換して、ISSのレールの上を移動するモービルトランスポータ(台車:MT)に、STS-118ミッションで必要となる予備電力を復旧させる予定です。その他の作業として、与圧結合アダプタ3(Pressurized Mating Adapter: PMA-3)の移設に備えて、「ユニティ」(結合モジュール1)下側の共通結合機構(Common Berthing Module: CBM)のシール面のクリーニングなども行う予定です。PMA-3は、10月後半に予定されているSTS-120ミッションで「ハーモニー」(第2結合部)が到着する前に移動させる必要があります。

この1週間、ユールチキンとコトフはロシアのコンピュータの評価作業を行い、コマンド処理装置の配線とコネクタの目視による検査を実施するとともに撮影も行いました。先月のスペースシャトル「アトランティス号」のISS滞在中に起きた不具合の原因について決定的な証拠は見つかっていませんが、これまでの検査でいくつかの重要な情報が得られました。二次電力系の配線とコネクタの電圧の測定値は、ひとつの中継装置(リレー)を除き正常値でした。また、2番目のコネクタに腐食が見られ、3番目のコネクタは変色していました。原因究明が引き続き行われています。

さらに、クルーと飛行管制官たちは今週、米国セグメントとロシアセグメント両方のコンピュータのソフトウェアを更新する作業を終了しました。米国のコンピュータを更新することにより、今後のスペースシャトルミッションでハーモニーや、欧州宇宙機関(ESA)の「コロンバス」(欧州実験棟)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「きぼう」日本実験棟を結合することができるようになる予定です。

次のロシアの輸送船、プログレス補給船(26P)を打ち上げる計画が進行中です。このプログレス補給船(26P)は、ISSに新しいコンピュータ、機器類、食糧、推進剤、飲料水、その他の補給物資を運ぶ予定です。打上げは8月2日、ISSとのドッキングは8月5日に予定されています。

また今週アンダーソンは軌道上教育イベントを行って、ISSでの自分の任務の進行状況やISSでの滞在生活について、ウェストバージニア州チャールストンにあるClay Center for Arts and Sciencesの学生と話をしました。

ISSクルーの活動状況、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

次回のステータスレポートは7月13日、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:International Space Station Status Report #07-33(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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