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NASAステータスレポート(2008年まで)

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #07-32

最終更新日:2007年7月 2日
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第15次長期滞在クルー
2007年6月29日(金) 午後3時00分(米国中部夏時間)
2007年6月30日(土) 午前5時00分(日本時間)

スペースシャトル「アトランティス号」が地上に帰還した後、今週、第15次長期滞在クルーのコマンダーであるフョードル・ユールチキンとフライトエンジニアのオレッグ・コトフは国際宇宙ステーション(ISS)の通常運用に戻り、新たにISSに到着したフライトエンジニアのクレイトン・アンダーソンは科学実験を開始しました。

新たに右舷のトラスと1対の太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)をISSに届けた後、アトランティス号は6月22日にカリフォルニア州に着陸しました。6ヶ月間をISSで生活し、作業してきたサニータ・ウィリアムズはアトランティス号に搭乗して地上に帰還しました。ウィリアムズの後任であるアンダーソンは、6月10日にアトランティス号のクルーとともにISSへ到着しました。

6月23日にアンダーソンは彼としては初めての土曜日の科学実験を行い、宇宙の微小重力環境で運動するときにニュートンの法則がどのように適応されるかを、若いテレビ視聴者に向けて実演しました。

6月25日には、アンダーソンは栄養状態の評価(Nutritional Status Assessment: Nutrition)実験を開始し、血液と尿のサンプルを採取し、摂取したすべての食物や飲料の記録を取りました。この実験は健康の維持に不可欠なさまざまなビタミンやミネラルを追跡し、長期におよぶ宇宙飛行中の人体の医学的変化を調べるものとして、今まででもっとも包括的な研究です。アンダーソンとコトフは救急医療訓練も行い、ユールチキンはロシアのレグル(Regul)通信システムの3つの送信機のうちのひとつを交換しました。

またクルーは、6月26日に照明と電力システムの点検を行い、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)の窓の定期点検を行いました。

6月27日は一日中科学実験に追われていました。クルーはそれぞれ、医学検査と定期体力診断を終了し、さまざまなロシアの実験を行いました。コトフはマルチメータを使ってズヴェズダのコンピュータシステムの抵抗を約2時間にわたり調べました。ズヴェズダの2種類の主要コンピュータシステムについては、運用している各システムのデータ経路である3系統のうちの2系統が良好に機能し続けています。

6月28日、アンダーソンは騒音測定計を装着してISSの騒音レベルを調べました。また、微小重力研究グローブボックス(Microgravity Science Glovebox: MSG)の気密確認も行いましたが、うまくいきませんでした。原因究明は続けられています。ユールチキンとコトフは2時間以上かけてロシアの科学実験であるプロフィラクティカ(Profilaktika)実験を行いました。この実験は長期におよぶ微小重力の影響に対処するための方法を調べるものです。ユールチキンはマトリョーシカ(Matryoshoka)放射線計測実験装置を使った作業も行い、またコトフは医療機器の在庫確認もしました。

6月29日、アンダーソンは宇宙服の冷却ループの定期洗浄を行いました。ユールチキンとコトフはロシアのセグメントで作業を行い、「ザーリャ」(基本機能モジュール)の電流変換装置を交換しました。

ISSクルーの活動状況、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

次回のステータスレポートは7月6日、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:International Space Station Status Report #07-32(NASA)

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 
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