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2007年6月22日(金) 午後4時30分(米国中部夏時間)
2007年6月23日(土) 午前6時30分(日本時間)
スペースシャトル「アトランティス号」は、14日間にわたる580万マイル(約933万2200km)におよぶ国際宇宙ステーション(ISS)へのミッションを終えて、無事にモハベ砂漠に着陸しました。今回は、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地に着陸した51回目のスペースシャトル・ミッションとなりました。
アトランティス号は、米国中部夏時間6月22日午後2時49分38秒(日本時間6月23日午前4時49分38秒)、コンクリートで舗装された22番滑走路に着陸し、13日間と20時間12分にわたるミッションを終了しました。アトランティス号は約1週間後にNASAの747スペースシャトル輸送用航空機(Shuttle Carrier Aircraft: SCA)によりフロリダ州へ輸送され、12月に予定されている欧州宇宙機関(ESA)の実験棟モジュールをISSに運ぶミッションに向けて準備が始められる予定です。
飛行管制官が注意深く天候を監視する中、アトランティス号のクルーは着陸許可を待ちながら世界最大の空中旋回をして待機しました。NASAケネディ宇宙センター(KSC)では、にわか雨や雷雨に加えて雲が低くたれ込めていたために、KSCへの本日の1回目、2回目の着陸機会とも見送ることになり、飛行管制官は天気が良好だったエドワーズ空軍基地への1回目の着陸機会を選択しました。
コマンダーのフレドリック・スターカウ、パイロットのリー・アーシャムボウ、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のパトリック・ フォレスター、スティーブン・スワンソン、ジョン・オリバース、ジェイムズ・ライリー、そして194日と18時間58分を宇宙で過ごしたサニータ・ウィリアムズら、アトランティス号のクルーたちは、6月23日にヒューストンに戻る予定です。ヒューストンでは、6月23日午後4時15分(同6月24日午前6時15分)から、エリントン空港にあるNASAのハンガー276で歓迎式典が行われる予定です。
アトランティス号のISSへのミッション中に、クルーは4回の船外活動を実施し、ISSのクルーと協力して、新たに右舷のトラスと1対の太陽電池パドル(Solar Array Wing: SAW)を設置し、ISSはほぼ対称な形状になりました。また、P6トラスを今年後半に移動させるための準備として、P6トラスのSAW 1枚を折りたたんで収納する作業も行いました。
アトランティス号は、新しいISSのフライトエンジニアであるクレイトン・アンダーソンもISSに運びました。彼は、これから6ヶ月間をISSで生活し、作業する予定です。
8月上旬に予定されている次のスペースシャトルのミッションでは、スペースシャトル「エンデバー号」が復帰し、ISSに新しいトラスと、5,000ポンド(約2,268kg)の食糧、衣類、補給物資や予備部品などを届ける予定です。エンデバー号の前回のミッションは、2002年12月でした。
これが最後のSTS-117ステータスレポートです。
出典:STS-117 MCC Status Report #30(NASA)
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。
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