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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #06-39

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第13次長期滞在クルー
2006年8月25日(金) 午後3時00分(米国中部夏時間)
2006年8月26日(土) 午前5時00分(日本時間)

スペースシャトル「アトランティス号」(STS-115ミッション)の打上げカウントダウンが刻々と進む中、国際宇宙ステーション(ISS)の第13次長期滞在クルーは、アトランティス号の到着に向けた準備を進めています。

コマンダーのパベル・ビノグラドフ、フライトエンジニアでNASAサイエンスオフィサーのジェフリー・ウィリアムズ、そして欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士であるトーマス・ライターは、新しいトラスを運んでくるアトランティス号の到着に向けた準備を終えました。アトランティス号は8月27日に打ち上げられ、8月29日にISSへドッキングする予定となっています(訳注:打上げは延期され、日本時間8月28日時点では、米国東部夏時間8月29日午後3時41分(日本時間8月30日午前4時41分)打上げ予定となっております。)。アトランティス号によるSTS-115ミッション中に、新しいP3/P4トラスがISSに取り付けられる予定です。このトラスには新しい大きな太陽電池パドルと、太陽電池パドルを常に太陽方向へ向けるための巨大な回転機構が装備されています。

第13次長期滞在クルーは、アトランティス号の到着に向けた準備として、スペースシャトルに搭載して地上に持ち帰る物品の荷造りを行いました。また、船外活動の計画を確認し、遠距離会議でアトランティス号のクルーと話し、さらにISSに接近する際に縦方向に360度回転するアトランティス号の耐熱シールドの写真を撮影する訓練も行いました。

アトランティス号の到着に先立ち、飛行管制官は米国製の二酸化炭素除去装置(Carbon Dioxide Removal Assembly: CDRA)の動作試験を行いました。空気中の二酸化炭素除去能力を試験するため、CDRAを連続で運転しました。CDRAはロシアのVozdukh(二酸化炭素除去装置)を補完する装置です。試験の間、Vozdukhは停止されていました。エンジニア達は、現在もCDRA運用のデータの評価を続けています。

8月23日、ISSはプログレス補給船(21P)のエンジンを使用したリブースト(軌道上昇)により、軌道高度を約2.5マイル(約4km)上昇しました。このリブーストにより、ISSは、アトランティス号のランデブー・ドッキングに最適な高度になりました。また、これによって9月にカザフスタン共和国から予定されている第14次長期滞在クルーの打上げにも最適な高度となりました。

ウィリアムズは、ISSの冷却システムのフィルタを交換しました。使用済みのフィルタは地上に持ち帰り、冷却水のラインからフィルタが問題なく微粒子を除去できていることを確認するため、エンジニア達が分析する予定です。

ウィリアムズは、ダスト・エアロゾル計測の実現可能性試験(Dust and Aerosol Measurement Feasibility Test: DAFT)を終えました。DAFTは、空気中の超微細な粉塵数を計測する市販の携帯型の空気監視用装置P-Trak®の微小重力状態での性能を調べる実験です。この研究では、将来の宇宙船用の火災探知器の設計に役立てられるようなデータが収集されます。また、ここで得られたデータは地上でも潜水艦や海底実験室など、地上の極限環境で使われる火災探知器にも役立つ可能性があると期待されています。

ISSのクルーは、STS-121ミッションでISSに運ばれてきたESAの植物培養装置(European Modular Cultivation System: EMCS)の準備作業と点検を続けています。この実験システムには、多様な種類の小型植物や小動物を低重力下(partial gravity)に置くことができる遠心力装置が装備されています。EMCSで実施される初めての実験は、根の屈光性における新知覚メカニズムの分析(Analysis of a Novel Sensory Mechanism in Root Phototropism: Tropi)実験です。この実験は、微小重力環境で植物を正常に成長させる遺伝子を特定することを目的としています。今回の実験ではマスタードの種が使われます。ビノグラドフとライターは、長期にわたる微小重力環境が与える心臓血管系への影響を調べるESAの実験に参加しました。

次回のISSステータスレポートはSTS-115ミッション終了後、または新規イベントがあれば発行する予定です。ISSの状況は1日2回発行されるSTS-115ステータスレポートの中でお伝えします。ISSクルーの活動状況、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2006/iss06-39.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2006年8月28日


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