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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #06-33

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第13次長期滞在クルー
2006年6月30日(金) 午後4時00分(米国中部夏時間)
2006年7月1日(土) 午前6時00分(日本時間)

第13次長期滞在クルーは今週、ロシアの補給船を迎え、スペースシャトル「ディスカバリー号」の到着準備を行いました。

ディスカバリー号の打上げは、米国東部夏時間7月1日午後3時49分(日本時間7月2日午前4時49分)に予定されています(訳注:日本時間7月3日時点では、7月4日午後2時38分(同7月5日午前3時38分)打上げ予定となっております。)。ディスカバリー号によるSTS-121ミッションでは、国際宇宙ステーション(ISS)のフライトエンジニアであるジェフリー・ウィリアムズとコマンダーのパベル・ビノグラドフに、欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士トーマス・ライターが加わり、2003年以来初めてISSのクルーが3人体制に戻ります。今回のSTS-121ミッションの船外活動に備えて、クルーは「クエスト」(エアロック)と米国の宇宙服の冷却ループ内の洗浄作業、エアロックシステムと工具の設定、およびロボットアームの操作手順の再確認を行いました。また、ディスカバリー号のクルーとランデブー中に交信を行うためのスペースシャトルとISS間で使う通信システムの確認を行うとともに、空調装置(Common Cabin Air Assembly: CCAA)の熱交換器の接続を外しました。この装置は、他の機器とともに、イタリア製の「レオナルド」(多目的補給モジュール1)で、ディスカバリー号に積んで地上に回収します。ディスカバリー号は、レオナルドに約5,000ポンド(約2,268kg)の物資を積んでISSに運びます。

また、クルーは尿サンプルの採取と3日間で摂取した全ての食事と飲み物を記録し、長期滞在中の中間期に実施する腎臓結石予防実験を終えました。クルーはそれぞれクエン酸カリウムかプラシーボ(偽薬)のどちらかを服用しています。クエン酸カリウムは、地上では腎臓結石の生成を抑える効果があることがわかっています。宇宙に滞在するクルーには、骨密度の低下に関連した腎臓結石のリスクがあります。

6月26日に、ロシアの無人のプログレス補給船(22P)が、新鮮な食べ物、その他食料品、推進剤をはじめとした約2.3トンの補給品をISSに運びました。プログレス補給船(22P)がISSに完全に結合した後、モスクワの飛行管制官はドッキング後に通常行っているスラスタのテストを行い、ビノグラドフはプログレス補給船(22P)のKurs自動ドッキングシステム用ハードウェアを取り外しました。

STS-121ミッションの期間中、ISSの活動内容は、1日に2回発行される予定のスペースシャトル・ステータスレポートの中で報告します。ISSステータスレポートはディスカバリー号のミッション完了後に再開します。

ISSクルーの活動状況、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2006/iss06-33.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2006年7月3日


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