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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #06-18

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第13次長期滞在クルー
2006年4月14日(金) 午後1時00分(米国中部夏時間)
2006年4月15日(土) 午前3時00分(日本時間)

国際宇宙ステーション(ISS)では、第13次長期滞在クルーだけで過ごす初めての一週間を終えようとしています。クルーは、ISSのメンテナンス、医学やその他の分野の実験、そして標準的な日常の運動などを行いました。

4月8日、第13次長期滞在クルーのコマンダーであるパベル・ビノグラドフとフライトエンジニアでNASAサイエンスオフィサーのジェフリー・ウィリアムズは、前任者に別れを告げました。第12次長期滞在クルーと、ISSを訪問していたブラジルの宇宙飛行士は、4月8日午後にISSを離れ、米国東部夏時間4月8日午後7時48分(日本時間4月9日午前8時48分)に、カザフスタン共和国に着陸しました。

ビノグラドフとウィリアムズは8日間にわたる前任者からの様々な引き継ぎを終えて、4月9日と10日は軽い作業のみを行って休養を取りました。

メンテナンス作業としては、予定されていたISSのトイレの部品交換が4月11日に3時間半かけて行われました。また、ロシアの報道機関2社およびロシアの学生向けの航空宇宙祭の参加者と交信を行いました。

4月12日には、クレムリンからロシアのウラジーミル・プーチン大統領がクルーと交信を行いました。プーチン大統領の電話は、ユーリ・ガガーリン宇宙飛行士による初の有人宇宙飛行45周年を記念するものでした。4月12日は、宇宙飛行の日としてロシアの祝日となっています。また、この日は1981年にNASAの最初のスペースシャトルが打ち上げられてから25周年となる記念日でもありました。

プーチン大統領はクルーに、米国とロシアの代表が同じ宇宙機に搭乗して働いているのは喜ばしいことだと話しました。この気軽な会話の中で、ビノグラドフはプーチン大統領にISSへ訪問してみませんかと誘いました。

4月13日、クルーはISSにドッキングしているプログレス補給船(20P)への不要品の積み込みを続けるとともに、健康診断と実験を行いました。ビノグラドフとウィリアムズは、4月14日に緊急避難訓練を行いました。今週は1週間を通じて新しい住み家に慣れるための時間を取りました。

ビノグラドフとウィリアムズは6ヶ月間軌道上に滞在する予定です。クルーはこの間に、2機のスペースシャトルを迎え、2回の船外活動を行う予定です。7月1日以降に打上げが予定されているスペースシャトル「ディスカバリー号」によるSTS-121ミッションでは、欧州宇宙機関(ESA)のトーマス・ライター宇宙飛行士がISSに到着する予定です。

ライターがISSに到着すれば、コロンビア号事故後、物資を節約するためにクルーの数が減らされた2003年5月以来初めて、ISS長期滞在クルーの数は3人になります。

地球に帰還して約1週間になる第12次長期滞在クルーのコマンダーであるウイリアム・マッカーサーとフライトエンジニアのバレリー・トカレフは、モスクワ近郊の星の街に滞在しています。彼らは190日間の宇宙滞在後の飛行後報告会とリハビリを行っています。第13次長期滞在クルーと一緒に打ち上げられたブラジル人初の宇宙飛行士であるマルコス・ポンテスも彼らと一緒です。ポンテス宇宙飛行士はISSで8日間滞在して実験を行った後、第12次長期滞在クルーと一緒に地球に帰還しました。

暫定的な予定によると、マッカーサーは今月下旬にヒューストンに戻る予定です。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、4月21日または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2006/iss06-18.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2006年4月17日

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