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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #06-12

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第12次長期滞在クルー
2006年3月20日(月) 午前2時00分(米国中部標準時間)
2006年3月20日(月) 午後5時00分(日本時間)

第12次長期滞在クルーのコマンダーであるウイリアム・マッカーサーとフライトエンジニアのバレリー・トカレフは、国際宇宙ステーション(ISS)からわずかな間離れて飛行を行いました。ふたりはソユーズ宇宙船(11S)を、ドッキングしていたポートから別のドッキングポートに移動させました。

マッカーサーとトカレフは、ソユーズ宇宙船(11S)の移動を行った約22分間、ISSを無人状態にしました。ISSが南大西洋の220マイル(約350km)上空を飛行中の米国東部標準時間3月20日午前1時49分(日本時間3月20日午後3時49分)に、トカレフは「ザーリャ」(基本機能モジュール)の地球側のドッキングポートからソユーズ宇宙船(11S)を分離しました。3月20日午前2時11分(同3月20日午後4時11分)に、ソユーズ宇宙船は「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)の後方ドッキングポートに再ドッキングしました。この時、ISSはリビア上空を飛行中でした。

ソユーズ宇宙船(11S)の中央シートに座ったトカレフは、ソユーズ宇宙船(11S)をザーリャに固定していたフックとラッチを解除し、ソユーズ宇宙船(11S)をISSから約114フィート(約35m)離しました。左側の座席に座ったマッカーサーと共に、トカレフはソユーズ宇宙船(11S)を、ISSに沿って約80フィート(約24m)、ズヴェズダのドッキングポートの約82フィート(約25m)後方まで移動させました。今回の移動距離は合計で約213フィート(約65m)でした。ズヴェズダの後方まで移動すると、トカレフはソユーズ宇宙船(11S)をドッキングポートに接近させました。ズヴェズダへのドッキングが行われた数分後に、ソユーズ宇宙船(11S)はフックとラッチによって確実に結合しました。クルーは、空気漏れの点検が終了次第、3月20日午前5時30分(同3月20日午後7時30分)ごろには、ISS内に戻る予定です。

ソユーズ宇宙船(11S)の今回の移動により、3月31日に第13次長期滞在クルーとブラジル宇宙庁の宇宙飛行士を乗せて到着する予定となっている別のソユーズ宇宙船(12S)が、ザーリャのドッキングポートを使用できるようになりました。4月8日に第12次長期滞在クルーが引継ぎを終えて帰還した後には、ズヴェズダのドッキングポートは、4月に到着予定のプログレス補給船(21P)が使用する予定です。

2005年11月18日に、マッカーサーとトカレフは、ソユーズ宇宙船(11S)を「ピアース」(ロシアのドッキング室)からザーリャに移動させました。これは2月3日にピアースから行われたロシアの船外活動をしやすくするためでした。 ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

NASAとNASAのプログラムについては、http://www.nasa.gov/homeをご覧ください。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2006/iss06-12.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2006年3月22日

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