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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #06-01

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第12次長期滞在クルー
2006年1月6日(金) 午前11時00分(米国中部標準時間)
2006年1月7日(土) 午前2時00分(日本時間)

第12次長期滞在クルーは新年の長い週末を終え、仕事に戻りました。この週末は、クルーにとって6ヶ月にわたる国際宇宙ステーション(ISS)滞在期間の中間点となりました。

コマンダーのウイリアム・マッカーサーとフライトエンジニアのバレリー・トカレフは、ロシアの食事で新年を祝いながら、静かに新年を迎えました。1月2日の月曜日も休みを取り、家族や知人と会話を交わしました。マッカーサーは今週、地上の学校とアマチュア無線による交信を行いました。

12月31日は、クルーのISS滞在期間後半の第1日目となりました。1月8日にマッカーサーとトカレフは宇宙滞在100日目を記録する予定です。

今週前半、クルーは12月23日に「ピアース」(ロシアのドッキング室)にドッキングしたプログレス補給船(20P)から荷物を運び出す作業を行いました。プログレス補給船(19P)は「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)後部のドッキングポートにドッキングした状態であり、クルーはプログレス補給船(19P)の酸素を使っています。ISSの主な酸素発生源であるエレクトロン(酸素発生装置)は、12月中旬から計画的に停止されていますが、来週再起動される予定です。

マッカーサーは今週、FOOT(Foot/Ground Reaction Forces During Spaceflight)実験のためのコンピュータ訓練を受けました。FOOT実験は、微小重力下におけるクルーの脚の動きと圧力を測定し、長期間の宇宙飛行がどのようにクルーの筋肉と骨の衰えに影響するのかを科学者が解明するのに役立ちます。1月4日にマッカーサーはこの実験の予行練習を行いました。また、ISSのコンピュータへの電力供給を再設定しました。彼は1月5日には、液体中に浮遊しているコロイドや粒子の、微小重力環境下での挙動を観察する二元コロイド合金実験(Binary Colloidal Alloy Test: BCAT)を行いました。身近なコロイドの例としては、インクや塗料、牛乳があります。

トカレフは今週の大部分をマトリョーシカ(Matryoshoka)放射線計測実験の準備に費やしました。この実験では、クルーの被曝放射線量を測定します。トカレフはISS内に検知器を取り付け、一緒に行うファントム(Phantom)実験のため、人体の上半身の模型に約370個の放射線検知器を取り付けました。この作業が完了した後に、トカレフはデータ収集のため、この人体模型をピアース内に設置しました。

さらに科学実験を行い、またISS内に保管されている米国の宇宙服にバッテリを取り付けて、今週はほぼ終わりとなりました。クルーは運動とISSのメンテナンス作業も行いました。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、1月13日または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2006/iss06-1.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2006年1月10日

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