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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #05-63

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第12次長期滞在クルー
2005年12月23日(金) 午後2時00分(米国中部標準時間)
2005年12月24日(土) 午前5時00分(日本時間)

約2.7トンにもおよぶ補給品と第12次長期滞在クルーへのクリスマスと新年のプレゼントを搭載したロシアの無人補給船が「ピアース」(ロシアのドッキング室)にドッキングし、国際宇宙ステーション(ISS)に到着しました。

コマンダーのウイリアム・マッカーサーとフライトエンジニアのバレリー・トカレフは、本日、気密の確認が完了でき次第、プログレス補給船(20P)とISSとの間のハッチを開ける予定です。荷下ろしは今週末に始める予定です。

コンピュータによって自動的に誘導されたプログレス補給船(20P)は、米国中部標準時間12月23日午後1時46分(日本時間12月24日午前4時46分)に、南アメリカの東海岸沖の大西洋上空を高度220マイル(約354km)で飛行しているISSのピアースにドッキングしました。プログレス補給船(20P)は12月21日にカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられました。

補給品には、食料品、推進剤、酸素、空気、衣料品、実験機材、予備部品と、クルーの家族からのクリスマスと新年のプレゼントが含まれます。新しいプログレス補給船(20P)は、古いプログレス補給船(19P)と共にISSにドッキングしています。今年9月にISSの「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)にドッキングしたプログレス補給船(19P)は、残りの酸素を使い切り、不要品を積み込むために来年3月上旬までISSに留まる予定です。

プログレス補給船(20P)は、推進剤を1,940ポンド(約880kg)、ロシアのエレクトロン(酸素発生装置)で生成される酸素のバックアップとしての酸素と空気を183ポンド(約83kg)、ISSに貯蔵されている水の量をさらに増やすために463ポンド(約210kg)の水を搭載しています。3,000ポンド(約1361 kg)以上の予備部品、実験機材、生命維持装置の部品、そしてクリスマスと新年のプレゼントも加えたものが今回の補給品全てになります。

12月24日のクリスマスイブに、マッカーサーとトカレフはISSの米国とロシアモジュールの両方にある様々な実験の記録を取る予定です。12月25日は、家族との交信をしたり、魚や肉料理、野菜、ペストリーなどロシアの宇宙食を食べたり、軌道上から地球を眺めたりしてクリスマスを祝う予定です。

今週前半にマッカーサーとトカレフは環境システムとフィルターの定期的な整備を行い、生医学実験を続けました。マッカーサーは米国モジュールのハッチの周りのシールの点検を行った他、米国とロシアの宇宙服の違いや、軌道上での資源の再利用はどうやっているか、そしてニュートンの運動法則が無重量環境下ではどのように生活と仕事に影響するのかについてデモ説明をする教育ビデオを撮影し、地上に送信しました。今週、マッカーサーは毛細管の流れ-接触線(Capillary Flow-Contact Line)実験と、二元コロイド合金実験-3(Binary Colloidal Alloy Test-3: BCAT-3)も行いました。毛細管流は、微小重力環境下で流体を移動させるために使われる基本的な方法として使われています。この実験の接触線部分の実験では、液体と容器の固体表面が接している部分を研究します。この実験では複雑な形状をした容器内における毛細管流と流体の流れを調べます。この結果は設計者達が、将来の宇宙機の低重力下での流体システムを設計するために使われます。BCAT-3は、将来、商業的に応用が考えられる液体中の粒子の挙動を調べます。

ズヴェズダ内に設置されているエレクトロンは、主系のポンプを使って稼働を続けています。固体燃料の酸素発生装置(Solid-fuel Oxygen Generator: SFOG)を再認定するために、クルーがSFOGキャンドルを2日間にわたり燃焼させるため、エレクトロンは12月28日に計画的に停止される予定です。12月31日からは、プログレス補給船(19P)に残る43kgの酸素をタンクが空になるまで使って、ISS船内の酸素補給を行う予定です。

今週マッカーサーはISSでの生活と仕事を、彼の故郷であるノースカロライナ州の新聞記者に説明し、そしてミシガン州フリントのCarman Park小学校の生徒達からの、彼のミッションに関する質問に答えました。

12月25日のクリスマスには、トカレフは2004年のクリスマスの日に64歳で無くなったゲンナジ・ストレカロフ宇宙飛行士に敬意を表するため、ロシアの星の街にあるガガーリン宇宙飛行士訓練センターのオペレーターとアマチュア無線の交信を行う予定です。ストレカロフは5回の宇宙飛行経験者でした。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

次回の ISS ステータスレポートは、12月30日または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2005/iss05-63.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年12月26日

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