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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #05-31

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第11次長期滞在クルー
2005年6月17日(金) 午後3時00分(米国中部夏時間)
2005年6月18日(土) 午前5時00分(日本時間)

準備で慌ただしい1週間を過ごした後、国際宇宙ステーション(ISS)第11次長期滞在クルーは、2トン以上の補給品と機材を搭載したプログレス補給船(18P)の到着にむけての準備を終えました。

コマンダーのセルゲイ・クリカレフとNASAのサイエンス・オフィサーのジョン・フィリップスは、米国中部夏時間6月18日午後7時44分(日本時間6月19日午前9時44分)にISSとドッキングする予定のプログレス補給船(18P)の場所を確保するために、プログレス補給船(17P)への荷物の積み込みと、切り離しなどの作業で1週間を過ごしました。プログレス補給船(18P)は「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)後部のドッキングポートにドッキングする予定です。

クリカレフとフィリップスは6月13日と14日には、ISSから出発するプログレス補給船(17P)へゴミや不要品を積込み、プログレス宇宙船(17P)とズヴェズダの間のハッチを閉める作業に集中しました。3月2日からISSにドッキングしているプログレス宇宙船(17P)は、6月15日午後3時16分(同6月16日午前5時16分)に切り離されました。プログレス補給船(17P)は軌道離脱するようコマンドを受け、切り離しから約4時間後の再突入で燃え尽きました。6月17日は、プログレス補給船(18P)の到着に備えて、簡単な作業のみの1日でした。

プログレス補給船(18P)は、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から米国中部夏時間6月16日午後6時10分(同6月17日午前8時10分)に打ち上げられました。荷物には、食料、推進剤、空気、酸素、固体燃料の酸素発生装置(Solid Fuel Oxygen Generator: SFOG)40個、エレクトロン(酸素発生装置)の部品が含まれています。ヒューストンとモスクワの飛行管制チームは新しい部品により、ここ数週間停止しているエレクトロンを再起動できるようになることを期待しています。新しい液体ユニット(水を酸素と水素に分解するために循環させるユニット)は今年後半に打ち上げられる予定です。

クルーはISSとプログレス補給船(18P)の間のハッチを6月18日に開ける予定ですが、19日になるまで荷下ろしは行いません。20日からはSFOGの代わりにプログレス補給船(18P)からISSに酸素を補給する予定です。

今週、クリカレフとフィリップスはSTS-114飛行再開ミッションでスペースシャトル「ディスカバリー号」で地上に持ち帰る機材や科学実験、試料を荷造りしました。ディスカバリー号は7月13日以降に打ち上げられる予定です。

6月14日に、フィリップスは米国議会に史上初めて宇宙から証言しました。彼は下院科学委員会の航空宇宙小委員会で衛星回線を経由して証言し、下院議員達に宇宙で生活し、仕事をするのはどのようなものか話しました。以前ISS上で滞在したことのあるペギー・ウィットソン宇宙飛行士とマイケル・フィンク宇宙飛行士は、小委員会に直接出席して証言しました。また、フィリップスは空き時間を利用して、融解された材料を含む液体の挙動の理解を、微小重力状態を利用して得るために設計された液体融合粘度計測(Fluid Merging Viscosity Measurement)実験を行いました。クリカレフは幾つかのロシアの実験を行いました。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、6月18日のプログレス補給船(18P)とISSのドッキング後、または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2005/iss05-31.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年6月20日

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