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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #05-28

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第11次長期滞在クルー
2005年6月3日(金) 午後3時00分(米国中部夏時間)
2005年6月4日(土) 午前5時00分(日本時間)

今週、「カナダアーム2」(国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム)を地上から遠隔操作するための最終試験が終了し、ISS運用の幅が広がりました。

6月3日に、長さ60フィート(約18m)のカナダアーム2が、地上管制官の操作で移動し、ISS外部の把持部をつかみ、その後、放して戻りました。今回は2回目の試験で、地上から行われた遠隔操作の中でも最も複雑なものでした。今年初めに行われた最初の試験では、基本動作のみが行われました。第2段階の試験を完了したことで、地上からの制御能力が認定されることになり、今後のISS運用において必要ならば地上からの操作も考慮されることになります。

この試験では、ミッション・コントロール・センターのISSフライトコントロール室にいるロボティクス・オフィサー(robotics officer: ROBO)がカナダアーム2を操作しました。ISS上ではフライトエンジニアでNASAのサイエンス・オフィサーのジョン・フィリップスが試験の様子を監視していました。通常、カナダアーム2は、ISSクルーによって「デスティニー」(米国実験棟)内のロボティクス・ワークステーションから操作されます。

第11次長期滞在クルーは、その他に、ISSのエレクトロン(酸素発生装置)に追加で行われた簡単な故障原因究明作業を行いました。ロシアのフライト・コントローラの指示を受けながら、ISSのコマンダーであるセルゲイ・クリカレフは、この装置のバルブをきつく閉め、装置を加圧して漏れがないか確認しました。今後、エレクトロンの他の部品を同じように調査するかもしれません。水から酸素を分解して生成するISSのエレクトロンは、まだ使用できない状態です。

クルーは、固体燃料の酸素発生装置(Solid Fuel Oxygen Generator: SFOG)を毎日2個ずつ使ってISSに酸素を供給しています。SFOGは加熱すると酸素を発生する化学物質の入った缶です。ISSには十分な酸素が貯蔵されており、今月下旬には次のプログレス補給船(18P)で追加の酸素が届けられる予定です。現在ISSに保管されている酸素と、次のプログレス補給船(18P)で到着する酸素を合わせると、エレクトロンを使わなくても2006年1月まではクルーに酸素を供給できます。また、新しいエレクトロンの部品と予備品が今年後半にプログレス補給船で打ち上げられる予定です。

フィリップスは今週、異なる濃度の成分が混ぜられた液体にかかる力を研究する実験を行いました。このMFMG(Miscible Fluids in Microgravity)実験は、液体の溶解の仕方、特に表面張力の溶解への関わりについて理解を深めるかもしれません。地球では混ざるときに表面張力がどのように影響するかという研究は、重力があるため難しいのです。この実験から得られた情報は、液体の混合を扱う地上や宇宙での科学実験において、様々な過程で利用できる可能性があります。この中には医学研究で使用するタンパク質の結晶生成実験も含まれます。

来週、クルーは、現在ISSにドッキングしているプログレス補給船(17P)に、廃棄品や不必要になった機器の積み込みを始める予定です。古いプログレス補給船(17P)は6月15日にISSから切り離される予定です。次の補給船であるプログレス補給船(18P)は6月16日に打ち上げられ、6月18日にISSとドッキングする予定です。

週末は通常のメンテナンス作業や家族との交信といった軽い作業が予定されています。ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.gov/stationをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、6月10日または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2005/iss05-28.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年6月6日

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