このページは、過去に公開された情報のアーカイブページです。リンク切れや古い情報が含まれている可能性があります。また、現在のWebブラウザーでは⼀部が機能しない可能性があります。
 
JAXAトップページへ
 JAXAトップページへ宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターサイトマップ
 

国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #05-20

<< #05-19 | #05-21 >>
homeindexback

第10次長期滞在クルー
2005年4月16日(金) 午後11時55分(米国中部夏時間)
2005年4月17日(土) 午後1時55分(日本時間)

国際宇宙ステーション(ISS)の新たな住人が、6ヶ月間のミッションを開始し、2002年11月以来初めてのスペースシャトルクルーを迎える準備をするために、4月16日夜に到着しました。

第11次長期滞在クルーのコマンダーであるセルゲイ・クリカレフの操縦により、米国中部夏時間4月16日午後9時20分(日本時間4月17日午前11時20分)、ISSが東アジア上空を飛行中に、ソユーズ宇宙船(10S)は「ピアース」(ロシアのドッキング室)と自動ドッキングしました。数分の内に、ソユーズ宇宙船(10S)とISSがしっかりと固定され、気密が確保されました。

ソユーズ宇宙船(10S)にはクリカレフと共に、NASAの第11次長期滞在クルーのフライト・エンジニアでサイエンスオフィサーのジョン・フィリップスと、欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士、イタリア出身のロベルト・ビットーリが搭乗していました。

ソユーズ宇宙船(10S)とISSの間のハッチは米国中部夏時間午後11時45分(同午後1時45分)に開かれました。双方のクルーは握手し、抱きしめて挨拶しました。この5人の最初の作業には、新たに到着した3人に緊急避難手順を習熟させるための説明が行われました。

クリカレフとフィリップスは10月までISSに滞在する予定です。ビットーリはESAとロシア連邦宇宙局(FKA)間の契約に基づき、ISSに8日間、科学実験を行いながら滞在し、来週帰還する予定です。この3人は、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から現地時間4月15日の夜明けに、ISSへの2日間の旅のために打ち上げられました。

ドッキング時には、ISSで第10次長期滞在クルー(コマンダーのリロイ・チャオとフライト・エンジニアのサリザン・シャリポフ)が6ヶ月のミッションの締めくくりを行っていました。彼らはビットーリと共に、4月25日にソユーズ宇宙船(9S)に搭乗して帰還、夜明け前のカザフスタン共和国中央部に着陸する予定です。 4月16日にチャオとシャリポフは宇宙での滞在185日目、ISSでの滞在183日目を記録しました。

この夏、クリカレフとフィリップスは新しいソユーズ宇宙船(10S)をピアースから「ザーリャ」(基本機能モジュール)に移動させる予定です。

NASAの副長官であるフレッド・グレゴリー、宇宙飛行局次長のマイケル・コステルニック、宇宙探査システム部門副部門長のクレイグ・スタイドル(Craig Steidle)、ISSプログラムマネージャのウィリアム・ガーステンマイヤーが、ロシアとヨーロッパの宇宙関係者と共に、ロシアのモスクワ郊外にあるミッションコントロールセンターで、ドッキングを見守っていました。

17日に長めの睡眠に入る前に、新しいクルーはそれぞれに合わせて作られたソユーズのシートライナーとソユーズ宇宙船(10S)に搭載してきた荷物をISSへ移動する予定です。その後、第10次クルーから第11次クルーへの引き継ぎブリーフィングが行われ、ソユーズ宇宙船(10S)のシステムが停止される予定です。

来週いっぱいをかけて、クリカレフとフィリップスはISSのシステムに習熟し、機材を片づけ、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)の訓練を行い、科学実験ペイロードに関する詳細な説明を受ける予定です。この夏の船外活動に備えて能力を復活させるため、フィリップスとチャオは米国の「クエスト」(エアロック)の冷却装置の整備と修理も行う予定です。

その他、来月、飛行再開ミッションSTS-114でスペースシャトル「ディスカバリー号」によってISSに運ばれてくる「ラファエロ」(多目的補給モジュール2)に搭載して回収される予定の不要な機器の梱包も行う予定です。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://www.nasa.govをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、4月22日または新規イベントがあれば発行する予定です。

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2005/iss05-20.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年4月18日

<< #05-19 | #05-21 >>
homeindexback
JAXAトップページへサイトポリシー