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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #04-70

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第10次長期滞在クルー
2004年12月30日(木) 午後4時00分(米国中部標準時間)
2004年12月31日(金) 午前7時00分(日本時間)

第10次長期滞在クルーは、新たに到着したロシアのプログレス補給船(16P)からの荷下ろし作業と、国際宇宙ステーション(ISS)流に新年を迎える準備を行い、2004年最後の週を締めくくりました。

コマンダーのリロイ・チャオとフライトエンジニアのサリザン・シャリポフは、ISS内の時計がISSでの公式時刻であるグリニッジ標準時で午前0時を迎えるのを見ながら、新年のカウントダウンを行います。年が明けると、宇宙から地上の花火を見物し、その花火の写真を撮影する予定です。世界中の新年のお祝いを見た後、クルーは元日の休暇を取ります。休暇中は、簡単な通常のメンテナンス作業のみを行う予定です。過去5日間、クリスマスに到着したプログレス補給船(16P)からの約2.3トンの荷物の荷下ろし作業で、忙しい日々を送りました。地上チームと協力し、在庫管理システムを使用して、クルーは計画通りに荷物を長期保管場所へ運びました。プログレス補給船(16P)には、560kg(1,234ポンド)の推進剤、420kg(926ポンド)の水、50kg(110ポンド)の空気、そして予備品、実験装置が搭載されています。またプログレス補給船(16P)には、ふたりで112日分となる食料コンテナ69個も搭載されています。

実験機器の中には、11の学校や機関からの学生実験も含まれます。この実験では、さまざまな材料や種が20個の小さい透明な容器に入れられ、今後のスペースシャトルによって地球に持ち帰られる予定です。学生たちは、宇宙を飛行したサンプルを受け取った後、発育の様子を地上のサンプルと比較します。

ヒューストンのフライトコントローラと地球観測の専門家は、スマトラ沖大地震およびインド洋津波によって起こった湾岸の変化の様子を、クルーが撮影できる機会がないか確認しています。専門家は来週はじめに、クルーが起床中で被害地域が昼間という条件のもと、ISSが被害地域上空を飛行した際に、デジタル画像を撮影したいと考えています。

今週は他に、ガス分析装置の校正、空気浄化システムの緊急真空弁の試動、筋力トレーニング装置(Resistive Exercise Device: RED)のケーブル交換と校正を行いました。また、チャオは、米国モジュールにある可搬型呼吸器、消火器、そして非常照明電源の定期検査を行いました。

また今週は、2回の記者会見、管理・計画検討会、クルーの家族との時間など、数回のテレビおよび電話会議が行われました。

NASAの教育飛行プログラムについてはhttp://education.nasa.gov/divisions/flightprojoffice/overview/をご覧ください。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/をご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、2005年1月7日か、もしくは何かイベントがあればその時に発行する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2004/iss04-70.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2005年1月5日

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