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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #04-51

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第9次長期滞在クルー
2004年9月10日(金) 午後3時00分(米国中部夏時間)
2004年9月11日(土) 午前5時00分(日本時間)

国際宇宙ステーション(ISS)のエレクトロン(酸素生成装置)は、第9次長期滞在クルーでコマンダーのゲナディ・パダルカによる修理の後、本日再起動されましたが、約1時間後に再び停止しました。

パダルカがエレクトロン内の配管を掃除した後、エレクトロンのガス分析装置が2回停止命令を出しました。ロシアの専門家はその原因を解明するため、修理作業を9月13日まで延期することを決めました。

エレクトロンは一時的に停止していますが、ISS内には十分な酸素があります。米国のフライトコントローラは、「クエスト」(エアロック)のタンクから窒素を供給し、ISS内の窒素量を少し増やしましたが、ISS内を加圧する必要はしばらくありません。エレクトロンが一時的に停止したことによるISS運用への影響はありません。

パダルカは「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)にあるエレクトロンの修理作業を今朝数時間行った後、ロシアのフライトコントローラに修理後のエレクトロンが停止するまでに約5分間、2回作動したことを伝えました。エレクトロンは、水をISS用の酸素と船外に排出する水素に分解する装置です。パダルカとフライトコントローラは、エレクトロンのガス分析装置の機能を無効にし、その後エレクトロンは再び停止するまで1時間あまり作動し続けました。エレクトロンは、はじめは9月8日に停止し、パダルカがメンテナンス作業を行っていました。

現在のところ、ロシアのフライトコントローラは、ガス分析装置のコマンドを管理しているソフトウェアを修正することで、来週初めにもこの問題は解決されると考えています。

9月8日にパダルカは、ロシアのプログレス補給船により5月終わりにISSに運ばれた予備品を使用し、エレクトロンの予備の流体ユニットを使用できるようにしました。現在この代替ユニットを使用する予定はありませんが、必要になれば利用できます。現在ISSにドッキングしているプログレス補給船には満タンの酸素と空気タンクが搭載されており、さらに必要になればクエストの高圧ガスタンクふたつにも酸素が搭載されています。また、42日分の酸素を生成する固体燃料の酸素発生装置(Solid Fuel Oxygen Generator: SFOG)84個も利用できますが、いずれも使用する予定はありません。

今週はじめ、パダルカとNASAサイエンスオフィサーのマイク・フィンクは、定期メンテナンス作業と、船外活動で使用する工具の収納やロシアのオーラン宇宙服の整備作業といった船外活動後の作業を行いました。

フィンクはまた、オランダの実験で残っていたデータ収集など科学実験を行いました。このオランダの実験は、ヒートパイプの微小重力下での性能を確認する実験です。この実験装置は、欧州宇宙機関(ESA)のアンドレ・カイパース宇宙飛行士が4月にISSに運んだものです。

ふたりは今週、他の科学実験や医学実験も行いました。パダルカはロシアのPROFILAKTIKA実験と同様のPLANTS実験を実施しました。これは長期宇宙飛行が与える生理学的にマイナスな影響に対応する手段を研究する実験です。

フィンクはまた、発展型超音波診断(Advanced Diagnostic Ultrasound in Microgravity: ADUM)実験の習熟訓練を行い、9月9日にふたりで骨の走査実験を行いました。この研究は、軌道上で医療行為が必要になったときに助けとなるだけではなく、地球上の遠隔地での潜在的用途に向けて開発されています。

パダルカとフィンクは、ノースダコタ州ビズマークにあるUnited Tribes工科大学のネィティブアメリカン(先住民)の生徒とテレビ会議を行いました。これは第35回Annual United Tribes International Powwowの特別イベントとして行われました。ジョンソン宇宙センターとラングレー研究センターからNASAの代表がNASAの教育とNASA Explorer Schoolsを促進するために、この祭典と会議に出席しました。

パダルカとNASAサイエンスオフィサーのマイク・フィンクは、本日宇宙滞在145日、ISS滞在143日目を記録しました。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/をご覧ください。

ISSでの科学実験の詳細については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://scipoc.msfc.nasa.gov/をご覧ください。

次回のISSステータスレポートは9月17日か、もしくは何かイベントがあればその時に発行する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2004/iss04-51.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2004年9月13日

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