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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #04-47

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第9次長期滞在クルー
2004年8月14日(土) 午前0時30分(米国中部夏時間)
2004年8月14日(土) 午後2時30分(日本時間)

ロシアの無人のプログレス補給船(15P)は、ISSに滞在しているクルーに約2.7トンの食料や水、酸素、燃料や補給物資を届けるため、今朝ISSにドッキングしました。

プログレス補給船(15P)は、米国中部夏時間8月14日午前0時1分(グリニッジ標準時間8月14日午後5時1分、日本時間8月14日午後2時1分)に、中央アジア上空225マイル(約362km)の地点で「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)の後部ドッキングポートに自動的にドッキングしました。数分後、プログレス補給船(15P)とISSとが構造的に固定され、気密が確保されました。

プログレス補給船(15P)がドッキングするための最終接近コースに入ってきたとき、自動ドッキングシステムに問題が発生した場合に備えて、第9次長期滞在クルーでコマンダーのゲナディ・パダルカは、ズヴェズダの中で手動ドッキングシステムを操作できるように待機していましたが、ドッキングは問題なく行われました。フライトエンジニアでNASAサイエンスオフィサーのマイケル・フィンクは、パダルカの近くでプログレス補給船(15P)が到着する様子をビデオとスチルカメラで撮影しました。

プログレス補給船(15P)には、1521ポンド(約690kg)の推進剤、110ポンド(約50kg)の酸素と空気、926ポンド(約420kg)の水、3000ポンド(約1360kg)の予備品、生命維持装置の部品、実験装置が搭載されています。

ISSに到着した予備品の中には、軌道上にある米国製宇宙服のための新しい水循環ポンプが含まれています。6月初め、故障した遠隔電力制御モジュール(Remote Power Control Module: RPCM)を修理するための船外活動準備中に、米国製宇宙服の冷却装置に不具合が発生しました。この宇宙服は、近いうちに復旧できるように原因究明が続けられています。

また、プログレス補給船(15P)には、次の第10次長期滞在クルーの衣類も搭載されています。第10次長期滞在クルー(コマンダーでNASAのサイエンスオフィサーのリロイ・チャオとフライトエンジニアのサリザン・シャリポフ)は、10月9日にバイコヌール宇宙基地からソユーズTMA-5ロケットでISSに向けて打ち上げられ、パダルカ、フィンクと交代し、6ヶ月間のISS滞在を開始する予定です。

本日遅くに、パダルカとフィンクはズヴェズダとプログレス補給船(15P)間のハッチを開け、荷下ろしを開始する予定です。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/をご覧ください。

ISSでの科学実験の詳細については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://scipoc.msfc.nasa.gov/をご覧ください。

次回のISSステータスレポートは8月20日か、もしくは何かイベントがあればその時に発行する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2004/iss04-47.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2004年8月16日

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