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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #04-22

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第8次長期滞在クルー
2004年4月23日(金) 午後3時00分(米国中部夏時間)
2004年4月24日(土) 午前5時00分(日本時間)

4月21日早朝に国際宇宙ステーション(ISS)に到着した新しい長期滞在クルーは、その後の引継ぎの説明や科学実験といった日常業務に慣れてきました。

第9次長期滞在クルーのコマンダーであるゲナディ・パダルカとNASAのISSサイエンスオフィサーであるマイケル・フィンクは、米国中部夏時間4月21日午前0時1分(日本時間4月21日午後2時1分)に、ソユーズ宇宙船(8S)を「ザーリャ」(基本機能モジュール)の下部ドッキングポートにドッキングさせました。約1時間後にハッチを開け、ISSに入り、半年間の滞在がスタートしました。

彼らとソユーズ宇宙船(8S)に搭乗した欧州宇宙機関(ESA)のオランダ人宇宙飛行士のアンドレ・カイパースは、ISSに9日間滞在し、科学実験を実施します。カイパースは第8次長期滞在クルー(コマンダーのマイケル・フォールとフライトエンジニアのアレクサンダー・カレリ)とともに地球へ帰還します。フォールとカレリは2003年10月20日からISSに滞在しています。

彼らが帰還時に乗り込むソユーズ宇宙船(7S)は、第8次長期滞在クルーの滞在中にドッキングしていた「ピアース」(ロシアのドッキング室)から、4月29日午後3時52分(同4月30日午前5時52分)に分離する予定です。その後、4月29日午後7時10分(同4月30日午前9時10分)にカザフスタン共和国の草原に着陸する予定です。

4月22日早朝、日課の計画会議の時に、クルーたちはISSの3つのコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscopes:CMG)のうちのひとつであるCMG-2が、4月21日午後3時20分(同4月22日午前5時20分)頃に停止したことを知らされました。CMGは太陽電池パドルから電力を得てISSの姿勢を制御するのに使われています。フライトコントローラたちは原因が遠隔電力制御モジュール(Remote Power Controller Module: RPCM)であることをつきとめました。RPCMは遠隔で制御されるブレーカーのようなもので、これが故障しCMGへの電力を断ったことが分かりました。RPCMは、「デスティニー」(米国実験棟)の上にある、ISSの中央トラスの頂上部に取り付けられています。

残る2基のCMGは順調に動作しており、RPCMが交換されるまでの間、ISSの姿勢制御を十分に行えます。フライトコントローラたちは来月中のいつかに実施する見込みの船外活動により、RPCMをISS上に保管されている予備のRPCMユニットと交換し、CMG-2の運用を再開することを計画しています。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/をご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://scipoc.msfc.nasa.gov/をご覧ください。

回のISSステータスレポートは、4月29日の第8次長期滞在クルーの着陸後、もしくは何かイベントがあればその前に発行する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2004/iss04-22.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2004年4月26日

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