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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #04-18

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第8次長期滞在クルー
2004年4月 9日(金) 午後 4時00分(米国中部夏時間)
2004年4月10日(土) 午前 6時00分(日本時間)

今月末に地球へ帰還するための準備を進める第8次長期滞在クルー(コマンダーのマイケル・フォールとフライトエンジニアのアレクサンダー・カレリ)にとって、半年間の国際宇宙ステーション(ISS)滞在は残すところ3週間となりました。今週2人は科学実験を終え、現在ロシアで打上げ準備中の交代クルーを迎えるため、ISSの掃除を中心に作業を行いました。

4月8日、ISSマネージャたちは飛行準備審査会を開き、米国中部夏時間4月18日午後10時19分(日本時間4月19日午後0時19分)に予定されている第9次長期滞在クルー(コマンダーのゲナディ・パダルカ、フライトエンジニアのマイケル・フィンク)と欧州宇宙機関(ESA)のオランダ人宇宙飛行士アンドレ・カイパースの打上げに問題がないことを確認しました。

彼ら次期クルーは、今週初めにカザフスタンのバイコヌール宇宙基地で、打上げのリハーサルを完了しました。彼らは週末の休日をモスクワで過ごし、打上げ最終準備のため4月13日に射場へと戻ります。

第8次長期滞在クルーが作業を完了する中、ISS外部のビデオ映像を確認していたフライトコントローラと技術者たちは、ISSのディッシュアンテナ(パラボラアンテナ)に、異常な黒いマークがあるのを見つけました。やがてこのマークは、アンテナがNASAの通信衛星を追尾するため動く度に、ロンチロックやハンドレールに軽く接触するためだと判明しました。アンテナがそこまでジンバルする前に止まるよう、ソフトウェアをわずかに変更することによって、この問題は簡単に解決しました。いずれにせよ、この現象によるアンテナ運用への影響はありませんでした。

フォールは今週、この長期滞在中に彼が実施したふたつの主要な実験の仕上げに力を注ぎました。気泡の生成と移動性の研究(Pore Formation and Mobility Investigation: PFMI)とFOOT実験(Foot/Ground Reaction Forces During Space Flight: Foot)は完了し、収納されました。PFMI実験は、地上で製造される金属内に気泡が生成するのを防ぐための改善策を研究するものです。FOOT実験は、微小重力下にある宇宙滞在者の骨中の急速なミネラル喪失を防ぐ研究です。これと同様の骨中のミネラル喪失は、閉経後の女性に1年間ほど見られます。

カレリは今週、彼とフォールが帰還のために乗り込むソユーズ宇宙船内の湿度を維持する冷却ファンの修理を何度か行いました。ふたりはまた、地球に持ち帰る品目リストを確認しました。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/をご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://scipoc.msfc.nasa.gov/をご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、4月16日か、もしくは何かイベントがあればその前に発行する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2004/iss04-18.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2004年4月12日

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