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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #04-14A

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第8次長期滞在クルー
2004年3月19日(金) 午後 2時00分(米国中部標準時間)
2004年3月20日(土) 午前 5時00分(日本時間)


国際宇宙ステーション(ISS)での6ヵ月半におよぶ任務の最終段階に向けて、第8次長期滞在クルー(コマンダーのマイケル・フォールとフライトエンジニアのアレクサンダー・カレリ)は今週、生物医学実験を実施し、ISSの構成要素の中心となる部分の保全を行いました。

フォールとカレリは、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)内に設置されているロシア製のエレクトロン(酸素発生装置)の液体ユニットと水流システムを2日間かけて交換しました。この装置は、その機能を元に戻すため数週間にもおよぶ原因究明への努力が行われていましたがうまくいきませんでした。エレクトロンは、多数のポンプとバルブを流れる水から酸素と水素を電極で分離し、ISSに酸素を供給します。生成した水素は船外に廃棄されます。

ロシアの専門家たちは、数週間にわたって、毎回運用開始の数分後に起きるシステムのシャットダウンを繰り返す、もっとも考えられる原因の特定に取り組みました。彼らは、電気分解の過程で生じる水酸化カリウム電解質の粒子が液体ユニット内に気泡を発生させるため、シャットダウンを繰り返すというのが、もっとも考えられる原因であると結論づけました。

3月12日から、クルーはズヴェズダのSFOG(solid-fuel oxygen generation)キャニスタを使用して酸素を供給しています。クルーは、エレクトロンが最初のシャットダウンを起こし、プログレス補給船(13P)のタンクを使い果たした後は、1日平均2個のSFOGを使い続けていました。

ロシアの技術者たちは、3月20日に整備作業を終えたエレクトロンを起動し、数日間の検査と診断を行う計画をたてています。エレクトロンの修理が成功すれば、SFOGキャニスタは必要なくなります。これらのキャニスタは十分に量があり、同様に「クエスト」(エアロック)のタンクにも酸素があり、ISSとしては数ヶ月分の酸素が準備されています。

エレクトロンの修理のために、優先度の低い作業は別の日に移動されました。その中には、フォールが行う定期的な「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)の習熟訓練も含まれています。

3月19日に、フォールは「デスティニー」(米国実験棟)の窓の空気漏れのチェックを行いました。1月に、窓の内側のガラス板の排気のためのフレキシブルホースがISSの微量の圧力低下の原因になっていることが発見されました。フレキシブルホースは問題なく使われていましたが、本日の検査で窓の内側のガラス板の1枚からのわずかな漏れが明らかになりました。この漏れはISSの気圧には影響はありませんが、結露を防止するために、来週中にもう一度排気のための手順が必要となるでしょう。

フォールとカレリは、集中的な運動を行う際に、最近修復された高性能トレッドミルを利用できるようになりました。長期間におよぶ修理の後、先週このシステムは全機能が使えるようになりました。

フォールは今週、細胞の成長を改良する試験のための細胞培養装置を使った実験と、無重量状態で下肢と足の関節にかかる力を計測するために設計された装置を使った実験を行いました。

フォールとカレリはまた、プレミア・ラジオ・ネットワークと、フロリダ州ゲインズビルにあるハワード・ビショップ・ミドルスクールの生徒たちとの共同のトークショーの質問に答えるために時間を取りました。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また各地域でのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/ をご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://scipoc.msfc.nasa.gov/ をご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、3月19日か、もしくは何かイベントがあればその前に発行する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2004/iss04-14a.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2004年3月22日

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