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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #03-65 |
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第8次長期滞在クルー
クルーが宇宙に滞在して68日目にあたる12月24日に、カレリはしばらくロシアの空調システムに関する作業を行いました。彼は12月23日に凝縮水用のフィルターを交換しました。空調装置を再起動したとき、センサーがその水のタンクの流量がいっぱいであることを示しました。カレリは12月23日の午後までに新しいフィルターを設置して水が流れるようにしました。 一方フォールは、3時間以上かけて衣服類の片付けを行いました。そのうちのいくつかは前のクルーのものでした。そしてそれらを「ユニティ」(結合モジュール1)に収納しました。 モスクワのフライトコントローラたちは、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)の酸素発生装置であるエレクトロン(Elektron)の監視を続けています。エレクトロンは水を酸素と水素に変換するもので、酸素はISSの空気に使用し、水素は軌道上に排気します。エレクトロンは何回か動かなくなりましたが、おそらく気体と液体を分離するポンプに空気が入り込んだためです。この装置は12月23日の午後には普通に運用できています。 12月23日に、フォールとカレリはロサンゼルスのKNXラジオとナショナル・パブリック・ラジオの記者と話しました。双方の代表者たちは、ISSでのクリスマスについて尋ねました。フォールとカレリは質問者に、彼らのふたつのクリスマスツリーを見せました。ひとつは毛布に刺繍されたもので、もうひとつは小さな手作りのツリーでした。 クルーは、彼らの祭日の計画を紹介するためのビデオを撮影し、ヒューストンのミッションコントロールセンターに送りました。これらは、NASAテレビで放映されます。彼らは、クリスマスツリーを含めた飾り付けや前もって送られていた贈り物の入った靴下などを撮影し、解説をいれました。フォールとカレリは、クリスマスの当日は、最低限の作業と計画されている運動は行いますが、休みとなります。彼らはビデオ会議用の双方向回線により彼らの家族と会う予定です。 静かな週末の後に、12月22日にフォールは気泡の形成および移動性の研究(Pore Formation and Mobility Investigation experiment:PFMI)の実験装置の故障の原因究明を行いました。今月のはじめ、実験中に微小重力研究グローブボックス(Microgravity Science Glovebox:MSG)の中の回路のブレーカーが故障しました。フォールはMSGの温度チャンバーを取り外して、ビデオ映像を送り、彼が見たものを伝えました。ヒューストンの技術者たちは、チャンバーの中の拘束具を固定するための作業を続けています。ふたりのクルーたちは、2時間以上かけて在庫管理システム(Inventory Management System)を使いズヴェズダの後方に接続されている無人のプログレス補給船に積載された廃棄する品物を分類しました。12月22日に、ふたりのクルーたちは体重測定とふくらはぎの容積の計測に関する医学検査を始めました。 12月23日の朝に、カレリは、16時間に渡って騒音レベルの計測を行う3つの騒音測定器をズヴェズダの中に設置しました。彼はまたロシアの衛星航法システム用のアンテナの故障の原因究明を行いました。フォールは、細胞に関する生物工学運用支援システム(Cellular Biotechnology Operational Support System:CBOSS)の流体力学実験(Fluid Dynamics Investigation:FDI)を数時間行いました。この実験とシステムは3次元で細胞の成長を行うものです。 米国の多くの都市では、数日中にISSが頭上を飛行するのを見る機会があるでしょう。何百もの都市における観測の機会についての詳細な情報と観測の予報については http://spaceflight.nasa.gov/ をご覧ください。 ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://scipoc.msfc.nasa.gov/をご覧ください。 次回のISSステータスレポートは、1月2日に、または何かイベントが生じた際にはその前に発行する予定です。 出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2003/iss03-65.html *併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。 |
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最終更新日:2003年12月25日 | |||
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