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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #03-61

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第8次長期滞在クルー
2003年11月28日(金) 午後 2時00分(米国中部標準時間)
2003年11月29日(土) 午前 5時00分(日本時間)


国際宇宙ステーション(ISS)に滞在しているふたりの宇宙飛行士は、今週、感謝祭を祝い、運動用器具の設定変更後の試験や科学実験を行いました。

第8次長期滞在クルー(コマンダーのマイケル・フォールとフライトエンジニアのアレクサンダー・カレリ)は、米国中部標準時間11月27日(日本時間11月28日)を祝日として過ごし、音楽や映画を鑑賞し、鶏肉やライスといった感謝祭にちなんだ夕食を楽しみました。ショーン・オキーフNASA長官は宇宙飛行士たちと電話で話し、彼らに労いの言葉をかけました。

11月24日に、クルーは制振装置(Vibration Isolation and Stabilization :VIS)を作動しないでトレッドミルで運動を行いました。アメリカとロシアの技術者たちは、VISが作動しない状態でトレッドミルを使用することにより、どのような振動が起きるかについて、データ収集をしたいと考えていました。技術者たちは、データを分析した結果、変更した設定でトレッドミルの使用を週末に再開することに許可を出しました。この一連の作業はVISのジャイロスコープの故障への対応で、技術者たちにより現在も検討が続けられています。

11月26日にクルーが「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)の中で朝の作業を行っていたとき、金属音が聞こえました。フォールは、それが薄い金属の板が揺れてくぼんだり出っ張ったりするときに聞こえるような音だったと話しました。地上管制官によりISSの全システムの点検が行われ、通常に作動していることが確認されました。「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)とトラス上の船外テレビカメラでズヴェズダの外観を調べましたが、特に異常はありませんでした。

微小重力実験を支援するため、フォールは、流体力学実験(Fluid Dynamics Investigation:FDI)の様子を記録するためのビデオカメラを「デスティニー」(米国実験棟)の内部に設置しました。この実験は、細胞に関する生物工学運用支援システム(Cellular Biotechnology Operational Support System:CBOSS)を改良するために行われているもので、微小重力下の特殊な3次元装置の中で人間の細胞組織を成長させます。CBOSSはさまざまな種類のガン、糖尿病、心臓病、エイズといった病気の研究のために、これまでになかった環境を提供するものです。

11月28日に、フォールは気泡の形成および移動性の研究(Pore Formation and Mobility Investigation:PFMI)のために微小重力科学グローブボックス(Microgravity Science Glovebox:MSG)の中に実験機器を設置しました。この実験では、金属や結晶のサンプルの中に生成する気泡が、そのサンプルの強度と有用性をどのように損なうかについて研究されます。研究者たちは透明な材料が溶解する様子を見て、どのように気泡が形成され相互作用するのかについて観察する予定です。

今週、フォールは、宇宙飛行中の足と地面の間にかかる力に関するFOOT実験(Foot/Ground Reaction Forces During Spaceflight: FOOT)で使用する装着器具の最終的な調整を完了しました。下肢機能モニタリングスーツ(Lower Extremity Monitoring Suit:LEMS)は、ライクラ®(Lycra)生地のサイクリング用タイツを改良し、20個のセンサーが取り付けられたもので、ISSで通常の活動を行う間、フォールの足と関節の力の測定と筋肉の動きを計測します。フォールは来週このスーツを装着する予定です。この実験の研究者たちは、宇宙飛行士が軌道上にいるときの骨と筋肉の衰えの原因をさらに追求し、より良い対応策を導き出したいと考えています。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また地上からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/をご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://scipoc.msfc.nasa.gov/をご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、12月5日に、または何かイベントが生じた際にはその前に発行する予定です。


出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2003/iss03-61.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2003年12月1日

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