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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #03-44

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第7次長期滞在クルー
2003年9月4日(木) 午後 4時30分(米国中部夏時間)
2003年9月5日(金) 午前 6時30分(日本時間)

 

無人のロシアのプログレス補給船(11P)は、本日、無事国際宇宙ステーション(ISS)から分離しました。プログレス補給船(11P)は、地球大気圏への再突入の前に、1ヶ月間の科学実験を行います。

プログレス補給船(10P)がISSの別のドッキングポートから分離してからちょうど1週間後、6月中旬にISSに到着したプログレス補給船(11P)は、「ピアース」(ロシアのドッキングポート)と固定していたフックを外し、米国中部夏時間9月4日午後2時42分(日本時間9月5日午前4時42分)に分離しました。このときISSは、中国東部上空240マイル(約386km)の位置を飛行していました。プログレス補給船(11P)には、ISSで必要のなくなった物資やごみが搭載されました。

第7次長期滞在クルー(コマンダーのユーリ・マレンチェンコとNASAサイエンスオフィサーのエドワード・ルー)は、自動運用の様子と、プログレス補給船(11P)がISSから遠ざかる様子を監視しました。

ロシアのフライトコントローラは、来月まで、プログレス補給船(11P)とISSを安全な距離に保ちつつ、プログレス補給船(11P)に搭載されているテレビカメラでロシアの研究者が生態学的に興味のある場所を撮影し、いくつか科学実験を行う予定です。これらの実験が完了すると、プログレス補給船は自動的にエンジンを噴射して軌道から降下し、大気圏内で燃え尽きる予定です。

新しいプログレス補給船(12P)は、8月30日夜(同8月31日午後)にISSに到着し、第7次長期滞在クルーと次のクルーのための食料や水、補給品を運びました。

プログレス補給船(11P)が分離したことで、来月ISSに到着する予定のソユーズTMA-3宇宙船がピアースにドッキングする準備が整いました。ソユーズTMA-3宇宙船には、第8次長期滞在クルーと欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士でスペイン人のペドロ・デュークが搭乗する予定です。

第8次長期滞在クルー(コマンダーのマイケル・フォールとソユーズ宇宙船コマンダーでフライトエンジニアのアレクサンダー・カレリ)とデュークは、10月20日のピアースへのドッキングに向けて、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から10月18日に打ち上げられる予定です。デュークは、ESAとロシア航空宇宙局(Rosaviakosmos)との契約の下、ISSに搭乗し8日間の科学実験を行う予定です。デュークは、マレンチェンコとルーとともに10月28日に地球に帰還する予定です。フォールとカレリは、ISSに約200日間滞在する予定です。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/をご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://scipoc.msfc.nasa.gov/をご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、明日9月5日に、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2003/iss03-44.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 

最終更新日:2003年9月5日

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