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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #03-19 |
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第6次長期滞在クルー 本日、第7次長期滞在クルーは、5ヶ月以上の間国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた第6次長期滞在クルーと交代するため、ISSに到着しました。 第7次長期滞在クルー(コマンダーのユーリ・マレンチェンコとフライト・エンジニアであり、NASAのISSサイエンスオフィサーになるエドワード・ルー)は、彼らの乗っていたソユーズTMA-2宇宙船が米国中部夏時間4月28日午前0時56分(日本時間4月28日午後2時56分)の「ザーリャ」(基本機能モジュール)への自動ドッキングに向けて予定通り飛行するように、システムをモニタしていました。ドッキング時、ISSとソユーズTMA-2宇宙船は、マレンチェンコとルーが4月26日に打ち上げられたバイコヌール宇宙基地のあるカザフスタンの上空240マイル(約386km)の位置を飛行していました。ドッキングから数分でソユーズ宇宙船とザーリャのドッキング機構の留め具が完全に作動し、しっかりと固定されました。 ISS上では、第6次長期滞在クルー(コマンダーのケネス・バウアーソックス、フライト・エンジニアのニコライ・ブダーリン、NASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティット)が、彼らの滞在中で初めてとなる訪問者が新しいソユーズ宇宙船をソユーズTMA-1宇宙船の隣のドッキングポートへゆっくり進めるのを見守っていました。ソユーズTMA-1宇宙船は2002年11月以降「ピアース」(ロシアのドッキング室)にドッキングしています。現在、プログレス補給船(10P)を含めた3つのロシアの宇宙船がISSにドッキングしています。 バウアーソックスとブダーリン、ペティットは、カザフスタン共和国への着陸に向け、5月4日に古いソユーズTMA-1宇宙船に搭乗する予定で、2002年11月23日の打上げから始まったミッションを完了させます。米国の宇宙飛行士がロシアの宇宙船で地球へ帰還するのは今回が初めてです。 ドッキング時、バウアーソックスとブダーリン、ペティットは宇宙滞在156日目、ISS滞在154日目を迎えていました。 ドッキングの少し前の、新しいソユーズ宇宙船がISSから約200m離れていた頃、ペティットは「デスティニー」(米国実験棟)で強力なデジタルカメラレンズを使用し、ソユーズ宇宙船のISSへの到着の様子を撮影しました。 新たに到着したソユーズ宇宙船とザーリャとの間の空気漏れ点検が終了した後の午前2時27分(同4月28日午後4時27分)、ハッチが開かれ、ふたりのクルーは第6次長期滞在クルーに迎えられました。ここから、主に新しいクルーがISSのシステムや重要なハードウェア、消耗品の位置に慣れるための6日間の引継作業が開始されました。 5人のクルーは、モスクワ近郊コロリョフのロシアミッションコントロールセンターからの通話で、NASA副長官のフレデリック・グレゴリーやマイケル・コステルニック宇宙飛行局次長、ISSプログラムマネージャのウィリアム・ゲスティンマイヤからお祝いのメッセージを受け取りました。彼らはここで米国とロシアの宇宙関係の多くの職員とともにドッキングの様子を見ていました。 それからクルーは、新しいソユーズ宇宙船で運んできた少量の衣服や補給品の移動を始めました。また、本日遅くに安全ブリーフィングを行う予定です。 マレンチェンコとブダーリン、バウアーソックスは、ソユーズ宇宙船の出発と着陸の訓練を4月30日に行い、ブダーリンが5月3日に地球への帰還に向けてソユーズ宇宙船を操縦するため、そのときに使用する予定の手法について調整する予定です。バウアーソックスとブダーリン、ペティットは、5月3日午後9時3分(同5月4日午前11時3分)のカザフスタン共和国への着陸に向けて、5月3日午後5時40分(同5月4日午前7時40分)にISSから分離する予定です。 マレンチェンコとルーはISSに残り、10月終わりまで一連の科学実験や教育活動を行っていく予定です。 ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日時、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.govをご覧ください。 ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://www.scipoc.msfc.nasa.govをご覧ください。 次回のISSステータスレポートは、5月2日に、あるいはその前に、何かイベントが起きた時点で発行する予定です。また、5月3日の第6次長期滞在クルーの着陸後にも発行する予定です。
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。 |
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最終更新日:2003年5月2日 | |||
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