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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #03-12

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第6次長期滞在クルー
2003年3月21日(金) 午後 4時00分(米国中部標準時間)
2003年3月22日(土) 午前 7時00分(日本時間)

 

国際宇宙ステーション(ISS)上の第6次長期滞在クルーは、今週、科学研究を続け、ISSの修理やコンピュータのアップグレードを行いました。また、彼らのミッション中で2回目となる船外活動の計画も検討されました。

コマンダーのケネス・バウアーソックスとNASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティットは、3月17日に、新しいポンプパッケージ(Pump Package Assembly:PPA)を「デスティニー」(米国実験棟)の熱制御システム(Thermal Control System:TCS)の中温ループ(Moderate Temperature Control Loop:MTL)に取り付けました。MTLは、ISSの電子機器制御ボックスの冷却を行うものです。古いポンプは、前日に故障を起こしました。新しいポンプは3月18日から作動しましたが、チェックバルブのひとつが開いた状態のまま動かなくなりました。3月20日に、クルーとフライト・コントローラが協力して、そのチェックバルブを正しい位置に戻し、PPAを動作させ、MTLが作動することを確認しました。この間、デスティニーのシステムの冷却は、TCSの低温ループ(Low Temperature Loop:LTL)を使用して暫定的に行われていました。

ふたりの米国人クルーが新たなポンプを取り付けていた3月17日に、フライト・エンジニアのニコライ・ブダーリンは、ロシアのコンピュータシステムの制御ソフトウエアをアップグレードしました。3月19日に、地上のフライト・コントローラはコンピュータへコマンドを送り、多くのISSシステム機器および科学装置の電力を落としましたが、クルーはこの作業を支援しました。ロシアのコンピュータシステムが再起動された後、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)にあるロシアの末端コンピュータが、その時使用されていた米国の誘導・航法および制御(Guidance, Navigation and Control:GNC)コンピュータのナンバー2と交信できなくなりました。ソフトウエアの書き換えの実行中だったために2台のコンピュータが交信できなくなった時、ISSの姿勢制御をロシアセグメントに移すという通常の手段は使えませんでした。このため、米国のコンピュータは重要性の低いシステムの電力を落とし始めました。ヒューストンのフライト・コントローラは、全てのシステムを数時間内に再スタートさせました。ISSの姿勢制御は全く喪失せず、ISSのどのシステムにも何の影響もありませんでした。

3人のクルーは、また、彼らの滞在期間に予定されている2回目の船外活動の計画をレビューし始めました。現在、それは4月8日に予定されています。ミッションの最初の船外活動を1月15日に実施したバウアーソックスとペティットは、ISSに取り付けられたトラス構造に沿ったいくつかの場所へ再び向かう準備をしています。彼らはそこで、電力配線の再設定や、レール上を手動で移動する方式のCETAカート用の照明の支柱の1本の取り外し、ISSのコントロールモーメントジャイロ(CMG)のひとつへの冗長の電力の供給、ISSの熱制御システムの着脱コネクタ(Quick Disconnect:QD)のサーマルカバーの確認を行う予定です。この船外活動は、ISS組み立ての支援としては、51回目、ISSから行われるものとしては、26回目となります。

微小重力研究グローブボックス(Microgravity Science Glovebox:MSG)の電力故障の原因に対する、何週間もの注意深いトラブルシューティングの結果、欧州宇宙機関(ESA)の調査対策チームは、デスティニー内のこの実験装置の通常運用を承認しました。流体、蒸気、炎を含む微小重力科学実験のために制御された環境を提供するこの機器は、去年11月にふたつの電力制御ボックスが故障して以来、動作不能状態でした。修理された部品が2月の始めに取り付けられましたが、再起動後、MSGは、昨年末の故障時の直前に見せたのとよく似た兆候を示しました。それ以来、ペティットは、NASAマーシャル宇宙飛行センター(MSFC)のペイロード運用センターおよびESAの専門家とともに詳細ないくつものテストを完了させるために働き、何の故障も異常な電流の流れもないことをはっきりさせました。来週MSGは、全ての電源をいれて評価され、それから完全な運用ができるかどうかはっきりする予定です。3月18日の午前中にバウアーソックスとペティットは、彼らのミッションの目的および彼らが成してきた進展についてインディアナポリスのWISH-TV(バウアーソックスはすぐ近くのインディアナ州Bedford出身です。)およびペティットの故郷であるオレゴン州Silvertonの新聞であるAppeal-Tribuneと話しをしました。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日時、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/をご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://scipoc.msfc.nasa.gov/をご覧ください。

次回のISSステータスレポートは3月28日、あるいはその前に、何かイベントが起きた時点で発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2003/iss03-12.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 

最終更新日:2003年3月24日

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