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国際宇宙ステーションと日本の実験モジュール「きぼう」

国際宇宙ステーションNASAステータスレポート #03-13

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第6次長期滞在クルー
2003年3月28日(金) 午後 4時00分(米国中部標準時間)
2003年3月29日(土) 午前 7時00分(日本時間)

 

第6次長期滞在クルーは、国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗して18周目を終えようとしており、2回目となる船外活動と、5月に予定されているロシアの宇宙船での地球への帰還のための準備をしています。コマンダーのケネス・バウアーソックス、フライト・エンジニアのニコライ・ブダーリン、NASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティットは、今週、科学実験を先に進め、電気的な問題について数週間に渡りトラブルシューティングをしていた主要な実験機器である微小重力研究グローブボックス(Microgravity Science Glovebox:MSG)を再作動させました。

MSGは、流体実験や燃焼実験といった敏感な微小重力実験のための密閉環境を提供する機器です。今週、長時間の試運転を終え、3月31日から通常運用を開始できるようになりました。最初の実験はコロイド溶液中の常磁性体の集合体の構造研究(Investigating the Structure of Paramagnetic Aggregates from Colloidal Emulsions:InSpace)と呼ばれる実験で、粒子や粒子の集合体が外部の磁場に対してどのように反応するか研究する実験です。この実験は、ブレーキシステムや振動制御システムに使用される、改良された流体を将来生成するための第一歩で、また、高層ビルの地震に対する耐性を高めるための制振ダンパーのような新しい応用技術のためのものです。MSGは、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)とISSのペイロード運用センターのあるアラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センター(MSFC)とが共同で開発した物です。

第6次長期滞在クルーにとって2回目となる船外活動の軌道上での準備は、今週も引き続き行われ、4月8日朝に6時間半の作業時間で予定されている船外活動でバウアーソックスとペティットが使用する工具の点検が行われました。この船外活動で予定されている作業は、電力配線のつなぎ変え、コントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyro:CMG)のひとつへの冗長電力の供給、ISSの熱制御システムのため着脱コネクタ(Quick Disconnect:QD)への断熱カバーの設置、CETAカートのひとつに設置されている照明支柱の取り外しなどがあります。この作業が完了すると、第7次長期滞在クルーのふたりが船外活動を行う可能性が低くなります。4月はじめのこの船外活動は、ISSの組立てのための51回目、ISSから外に出て行う26回目となる予定です。

クルーは、さらに時間を費やして、現在ロシアのドッキングモジュールにドッキングしているソユーズ宇宙船を使用した地球への帰還計画を立てています。彼らは今週手順を見直し、来週、軌道離脱手順について地上の専門家と話し合う予定です。クルーは、5月はじめのカザフスタン共和国への着陸に向けた準備の様子について語りながらソユーズ宇宙船の内部を映した映像を地上に送信しました。このソユーズ宇宙船による帰還は、2月1日に起きたスペースシャトル「コロンビア号」の事故後、スペースシャトルが飛行できないために必要となったものです。3月26日にペティットは、ISSのアマチュア無線を通してISSの科学ミッションについて学生と対話しました。彼は、日本の入間市東金子中学校の生徒およびスロベニア共和国のSelnica-ob-Dravi (Selnica on the Drava)の小学校の生徒からの質問に答えました。3月27日にはバウアーソックスとブダーリンも加わって、テキサス州のWacoにある教育サービスセンター第12地域の中学校の生徒からの質問に応対しました。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日時、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.gov/をご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://scipoc.msfc.nasa.gov/をご覧ください。

次回のISSステータスレポートは4月4日、あるいは何かイベントが起きた時点で発行する予定です。

 

出典:http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2003/iss03-13.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

 

最終更新日:2003年4月1日

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