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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート
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国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#02-48
第5次長期滞在クルー
2002年10月29日(火) 午後10時00分(米国中部標準時間)
2002年10月30日(水) 午後 1時00分(日本時間)

 

ロシアとベルギーの宇宙飛行士は、今夜、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地より、改良された新しいソユーズ宇宙船(5S)に乗って時間通りに飛び立ちました。これは、国際宇宙ステーション(ISS)に新しい緊急帰還機を届けるための飛行であり、ISSとのドッキングは今週末に予定しています。

ソユーズ・タクシー・クルー(ロシア人のセルゲイ・ザリョーティン(コマンダー)、ベルギー人で欧州宇宙機関(ESA)のフランク・ディベナ(フライトエンジニア)、ロシア人のユーリ・ロンチャコフ(フライトエンジニア))は、米国中部標準時間10月29日午後9時11分(日本時間10月30日午後12時11分)に、新しいソユーズTMA-1宇宙船(TMA初号機)により、濃い霧の中、打ち上げられました。約9分後、ソユーズ宇宙船は軌道に到達し、太陽電池パドルと航法用のアンテナを展開しました。

新しいソユーズ宇宙船は、より大柄もしくは小柄なクルーに対応できるよう設計され、アップグレードされたコンピュータと新しいコックピットパネル、改良されたアビオニクス機器を備えています。ザリョーティン(2000年のミール宇宙ステーションへの最後のミッションのコマンダー)、ディベナ(今回が初飛行)、ロンチャコフ(2001年にISSへ「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を運ぶため、スペースシャトル「エンデバー号」に搭乗)は、10月31日午後11時(同11月1日午後2時)頃にソユーズ宇宙船(5S)を「ピアース」(ロシアのドッキング室)にドッキングさせる予定です。その後8日間の共同運用が始まります。ソユーズ宇宙船(5S)とISSとの間のハッチは、11月1日午前0時40分(同11月1日午後3時40分)頃に開けられる予定です。

第5次長期滞在クルー(コマンダーのワレリー・コルズンと、NASAのISSサイエンスオフィサーのペギー・ウィットソン、フライトエンジニアのセルゲイ・トレシェフ)は、ソユーズが打ち上がった時、睡眠中でした。彼らが起床すると、宇宙滞在147日目、ISS搭乗145日目が始まります。

ISSに到着後、ザリョーティンとディベナ、ロンチャコフは、第5次長期滞在クルーと合流し、さまざまな科学実験を行います。その実験の多くは、ディベナが飛行する代わりとして、欧州宇宙機関(ESA)とロシア航空宇宙局(Rosaviakosmos)との間で商業契約が交わされ、提供されたものです。3人のタクシー・クルーは、2002年4月からISSにドッキングしているソユーズTM-34帰還機に搭乗し、11月9日にISSから分離してカザフスタンの草原へ着陸する予定です。

新しいソユーズ宇宙船は、ISSの滞在クルーが早く帰還しなければならないような不測の事態に備えて、帰還能力を保証するため、6ヵ月毎にISSに運ばれます。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日時、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.govをご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://www.scipoc.msfc.nasa.goをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、11月1日朝早くのソユーズ宇宙船(5S)のISSへのドッキング後、あるいは何か進展のあった時点で発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2002/iss02-48.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2002年10月30日

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