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国際宇宙ステーションNASAステータスレポート
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国際宇宙ステーション・ ステータスレポート#02-47
第5次長期滞在クルー
2002年10月25日(金) 午前11時00分(米国中部夏時間)
2002年10月26日(土) 午前1時00分(日本時間)

 

先週、スペースシャトル「アトランティス号」のクルーに別れを告げ、第5次長期滞在クルーは次の国際宇宙ステーション(ISS)への訪問者であるソユーズ・タクシー・クルー(5S)とSTS-113ミッションのクルーの到着に向けた準備を始めました。

来週ソユーズ・タクシー・クルーは、ISSに新しいソユーズ宇宙船を運び、そのままISSに8日間滞在する予定です。ソユーズ宇宙船(5S)は、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から米国中部標準時間10月29日午後9時11分(日本時間10月30日午後12時11分)に打ち上がる予定です。ISSへのドッキングは10月31日午後11時(同11月1日午後2時)に予定されています。ソユーズ・タクシー・クルーは現在ISSにドッキングしているソユーズ宇宙船(4S)に乗りISSから分離した後、11月9日に帰還する予定です。ソユーズ・タクシー・クルー(ロシア人のセルゲイ・ザリョーティン(コマンダー)、ベルギー人の欧州宇宙機関(ESA)のフランク・ディベナ(フライトエンジニア)、ロシア人のユーリ・ロンチャコフ(フライトエンジニア))は、ISSに滞在中、科学実験を行う予定です。

スペースシャトル「エンデバー号」は米国東部標準時間11月10日真夜中~午前4時(同11月10日昼~午後6時)の間に、NASAケネディ宇宙センター(KSC)から打ち上がる予定です。エンデバー号(STS-113)は、ISSの背骨の次の要素であるP1トラスと、第6次長期滞在クルーの3人を運ぶ予定です。

第5次長期滞在クルー(コマンダーのワレリー・コルズンと、NASAのISSサイエンスオフィサーのペギー・ウィットソン、フライトエンジニアのセルゲイ・トレシェフ)は、すでに彼らがエンデバー号で持ち帰る荷物をまとめ始めています。

10月24日にウィットソンとコルズンは、デスティニー(米国実験棟)のロボットアーム操作ワークステーションから「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を操作し、P1トラスの取り付け作業のドライラン(手順確認)を行い、無事終了しました。「クエスト」(エアロック)では、ウィットソンが宇宙服のバッテリーと空気再生装置の準備を行いました。この宇宙服は、STS-113ミッションで船外活動を行うマイク・ロペズーアレグリアとジョン・ヘリントンが着る予定で、彼らは3回の船外活動でP1トラスのISSへの取り付け作業と起動作業を支援する予定です。

ウィットソン自身のISSでの科学実験は、今週最後のデータ収集を終えて完了しました。この実験は、長期宇宙飛行中の腎臓結石の形成を防ぐ薬を試験するものです。

ヒューストンミッションコントロールセンター(MCC-H)のフライトコントローラは、今週デスティニーの3つのコンピュータに新しいファイルを送りました。このコンピュータはデスティニー内の生命維持、熱制御、電力の制御を行っています。この新しいファイルによって、デスティニーのOSは、2001年2月に起動されてから初めてアップグレードされました。

ISSクルーの活動状況、今後の打上げ日時、また地上のある地点からのISSの可視状況などについてはhttp://spaceflight.nasa.govをご覧ください。

ISSでの科学実験の模様については、アラバマ州ハンツビルのNASAマーシャル宇宙飛行センターのペイロード運用センターのサイトhttp://www.scipoc.msfc.nasa.goをご覧ください。

次回のISSステータスレポートは、10月29日のソユーズ宇宙船(5S)の打上げ後、あるいは何か進展のあった時点で発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/issreports/2002/iss02-47.html

*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

最終更新日:2002年10月28日

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