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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

野口聡一宇宙飛行士

第18次長期滞在クルー固有訓練(2008年7月16日)

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「きぼう」ロボットアームに関わる訓練を行うマイケル・フィンク(右)宇宙飛行士

2008年7月1日から7月11日にかけて、筑波宇宙センター(TKSC)にて、国際宇宙ステーション(ISS)の第18次長期滞在クルーが軌道上で実施する「きぼう」日本実験棟に関わる作業について、訓練が行われました。

訓練には、第18次長期滞在クルーのマイケル・フィンク、サンドラ・マグナス、若田宇宙飛行士と、サンドラ・マグナス宇宙飛行士のバックアップクルーであるニコール・ストット宇宙飛行士、若田宇宙飛行士のバックアップクルーである野口宇宙飛行士の計5名が参加しました。

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氷の結晶成長実験に関わる講義を受ける若田(中央)、野口(手前)両宇宙飛行士

訓練は、「きぼう」のシステム全体の概要や、船内実験室船外実験プラットフォームの結合部である船外実験プラットフォーム結合機構(Exposed Facility Berthing Mechanism: EFBM)の操作・点検方法、船外実験装置や実験試料などを出し入れするためのエアロックの操作・点検方法、「きぼう」ロボットアームの点検やロボットアームのバックアップドライブシステム(Backup Drive System: BDS)の運用について行われました。また、「きぼう」のシステムなどに異常が発生した際の対応についても行われました。

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細胞培養装置(Cell Biology Experiment Facility: CBEF)のグランドモデルを使用して、CBEFの操作方法を確認するマグナス(中央下)、ストット(左)両宇宙飛行士

実験装置の運用については、「きぼう」の細胞実験ラックおよび流体実験ラックに搭載された実験装置に加え、実験装置の訓練や試験に使用するグランドモデルを使用して、細胞培養実験や結晶成長実験、流体物理実験を模擬した訓練などを行いました。

その他に、船内実験室に設置して宇宙放射線の環境を観測するArea PADLESや、実験画像を処理する画像取得処理装置(Image Processing Unit: IPU)、微小重力環境を測定して実際の実験環境条件を提供する微小重力計測装置(Microgravity Measurement Apparatus: MMA)、クルーが実験データや実験装置の健全性データを確認することが可能なペイロードラップトップターミナル(Payload Laptop Terminal: PLT)の運用などについても訓練が行われました。

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EFBMの点検作業を模擬したシミュレーション訓練の様子

訓練最終日には、EFBMの点検作業を模擬したシミュレーション訓練が行われました。EFBMの点検作業は、「きぼう」ロボットアームのカメラにて行われます。実際にISSに滞在するクルーと「きぼう」の運用管制チーム(JAXA Flight Control Team: JFCT)が協調しながら作業を行い、お互いの連携を深めました。

第18次長期滞在クルーは、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)を中心に、引き続きISS長期滞在に向けた訓練を行っていきます。

第18次長期滞在クルー記者会見

7月9日、訓練の合間を縫って、第18次長期滞在クルーらは、TKSCにて記者会見を行いました。

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会見の様子(右から若田、野口、マイケル・フィンク、サンドラ・マグナス、ニコール・ストット宇宙飛行士)

会見では、ISS長期滞在における各クルーの役割や、ISS長期滞在に向けての抱負などが語られました。

若田宇宙飛行士は、「これまで2回のスペースシャトル飛行およびこれまで行ってきた訓練の成果を存分に生かして、「きぼう」の完成および国際宇宙ステーション計画の成功に全力を尽くしたい。」と抱負を語りました。また、記者からの「滞在中、「これはやってみたい」と思っているものは。」という質問に対し、「地球を眺め、自分が感じたことを詩に描いたり、宇宙で習字をするなど、少し時間をかけてできることを行いたいと考えている。」と語りました。

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会見後の若田(左)、野口(右)両宇宙飛行士

若田宇宙飛行士のバックアップクルーである野口宇宙飛行士は、「打上げが近づき、ラストスパートに入った。若田宇宙飛行士の打上げまでしっかりサポートしたい。」と意気込みを語りました。また、第20次長期滞在クルーの任命について、「大変光栄に思う。現在若田飛行士の18次長期滞在のバックアップクルーとして活動しているが、その時間は早く過ぎたように感じる。軌道上では「きぼう」での実験を始め、色々なことをしたいと考えている。」と語りました。

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