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若田宇宙飛行士、ハイブリッドトレーニングを継続(2014年4月15日)
4月14日、若田宇宙飛行士は、4月上旬から開始しているJAXAの宇宙医学実験である「国際宇宙ステーションに長期滞在する宇宙飛行士の筋骨格系廃用性萎縮へのハイブリッド訓練法の効果(Hybrid Training実験)」を引き続き行いました。
また、若田宇宙飛行士は、カナダ宇宙庁(CSA)が実施するRaDI-Nと呼ばれる線量計測実験の第39次長期滞在における最初のセッションを開始しました。ミハイル・チューリン宇宙飛行士によって計測器が初期化された後、若田宇宙飛行士は、中性子モニタ装置を「コロンバス」(欧州実験棟)内に設置する作業を行いました。この実験の結果は、宇宙空間での中性子によるリスク評価を正確に行うことに役立てられるほか、将来の有人宇宙ミッションにおいて宇宙飛行士が放射線にさらされるリスクを低減することに役立つと考えられています。
若田宇宙飛行士は、一日の最後に、船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)の冷却水配管を掃除する作業を行いました。
現在ISSでは、船外に設置されているコマンドを中継するNASAの装置(Multiplexer-Demultiplexer: MDM)の予備機が故障しているため、この装置を交換する船外活動の準備が進められています。
なお、米国フロリダ州にあるケープカナベラル空軍基地で日本時間4月15日午前5時58分に予定さていたドラゴン補給船運用3号機の打上げは、ロケットの第1段でヘリウム漏れが起きたため延期されました。問題が解決できれば、次回の打上げ機会は同4月19日午前4時25分となります。
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