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若田宇宙飛行士の活動状況(2014年4月 7日)
4月4日、若田宇宙飛行士は、スティーブン・スワンソン宇宙飛行士がNASAのBody Measuresと呼ばれる実験を行うのを支援して、データを集め、写真撮影などを行いました。
この実験は、微小重力下に長期滞在する宇宙飛行士の身体の大きさの変化や変わり易さを理解するために行われている実験です。身体の大きさがどのように変化するかを知ることは、クルーの能力を最大限引き出すことにつながるとともに、宇宙服や作業場所などを身体の大きさに合わせる調節作業の時間削減にもなります。
また、物性物理学に関するNASAのACE(Advanced Colloids Experiment)実験のため、流体統合ラック(Fluids Integrated Rack: FIR)の光学顕微鏡モジュールにサンプルを設置する作業を行いました。この実験では、微小重力環境下でコロイド粒子の特性を調べます。実験の結果は、製品の保存可能期間を長くさせることや新薬の開発などにつながります。
その後、JAXAの宇宙医学実験「国際宇宙ステーションに長期滞在する宇宙飛行士の筋骨格系廃用性萎縮へのハイブリッド訓練法の効果(Hybrid Training 実験)」を行いました。
Hybrid Training実験は、利き腕でない上腕にハイブリッドトレーニング装置を付けて、筋肉を伸ばそうとする方向と反対の方向に収縮するように電気刺激を与え、短時間で効率の良い筋肉トレーニングを行う研究です。若田宇宙飛行士は、4週間の間、片方の腕でハイブリッドトレーニングを行い、もう片方と比較します。実験は、従来の運動機器のバックアップとなることに加え、運動器具を搭載できないより小型の宇宙船で地球低軌道を周回するような場合、宇宙飛行士の健康維持に貢献します。
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